化粧ブロックの積込み工程の続きです。
積み上げの待ち時間としては一段目と後は
二段目ごとに時間待ちを挟むのがやり易いです。
もちろん数によって進む段数のペースが異なります。
段数や数量に関係なく待ち時間の判断をするなら
30分前後が修正の限界かも知れません。
これもセメントと砂や水の配合比率によって変わりますが
水の度合いは限定されます。
モルタルの柔らかさやセメントの配合率などは積んでみれば
ベストな練り加減が体感ですぐ解ります。
目地の押え時間もタイミングが大切で、
これも体感でわかるので、やるのが早道。
モルタル素材の配合や柔らかさ度合いは文章で例え話の
表現は出来ますが肝心な手ごたえ感は説明が難しく、
シュミレーションでも良いのでモルタルの配合や練り加減での
良し悪しの2パターンを実践してみるのが必要かと思います。
いよいよ最上部になりました。
不要な穴には横筋を巻き被らすモルタルが落下しないように
セメント袋などを詰めて塞ぎます。
これはモルタルを入れずに手抜きと思われがちですが
プロックの穴をすべてモルタルで塞ぐのは上からの
荷重応力には適しますが全体の空洞バランスによる強度や
収縮などでは必要なところ以外に充填は間違いだそうです。
やはり必要以上にモルタルの充填は目的次第で
良し悪しと、なります。
門扉の埋込ヒンジに必要な上部穴は充填モルタルで
塞がれないように詰め物をします。
後で取り出しやすい物で詰込みしてから
上の穴にはモルタルを充填します。
目地のモルタルは、まだ押え仕上げをしていない
未処理の膨らんだ状態です。↓
押えて水気が浸みだしたりベタッと付着する程度は早過ぎます。
触ってポロッと落ちる頃で押えればピタッと表面が決まる頃が
押え時間としてはベスト。
今回は埋込用のポストは出来るだけ最初に取付が無難です。
後から入れた方が良い場合と先行有利などケースバイケースです。
配線などが関係すれば、なおさら先行するのが無難です。
門扉のヒンジも余裕が有れば位置の仮決めもして
モルタル充填と同時にすれば後が楽ですが失敗すれば
大問題なので動く程度の仮入れで
プロックが固定された後日の本決めが無難です。
天場の笠置きブロックは色々な当たりヶ所が有れば
先行で切断加工が必要。
これはアルミ片開き門扉の支柱が絡む場所の加工です。
欠き込み加工の深い所はコンクリートキリで
捨て穴を開けてから斫れば容易です。
粗加工してからダイヤモンドカッターなどで仕上げ削りします。
切断加工してから全体の積込み準備をします。
笠置きブロックは長さや巾が下の基本化粧ブロックとは
働き寸法の位置や突き付けの納まり姿が異なるので仕上げ姿で
ズレたり、足らなかったりは注意が必要。
まだ少し続くので次のページに変わります。