いよいよ最終仕上げとなります。
既存の一段目は古いまま残しているので表面は
モルタル仕上げに変えます。
まずは表面のケレン処置をして
モルタルの喰いつきを良くしておきます。
ヒビワレ防止剤の添加剤を配合したモルタルです。
絶対とは言えませんが剥離や細かいヒビワレは
防ぎ切れないかも知れませんが配合しないよりはマシです。
膨張剤やファイバー繊維などが混入された
スェルゲンと言う添加剤です。
軽量モルタルには配合されているそうです。
刷毛引き仕上が無難なのでコテ押え仕上げにはしませんでした。
やはり左官仕上げは地を抜く工程作業がとても難しく
なかなか上達しません。
この辺りが本手と多能工との技術差は歴然と有ります。
(万芸は一芸には通じず)と云われる場合も有り
本手には敵わない事がたくさん有ります。
しかし総合力で多能工の価値観を見出すメリットも有り
(あれか?これか?でなく・・あれも!これも!必要‼)
・・な事が有ります。
やっと完成になりましたので道路際の掃除となります。
モルタル作業の後は地面に白い汚れ跡が、
たくさん残り目立ちます。↓最後に水洗いします。
既存のアルミ片開き門扉は最初に吊元が逆だったので
正常に改造しました。↓
アルミ支柱の当たりも化粧ブロックを欠き込み加工で
ギリギリ納まりました。
玄関の両開きアルミ門扉もヒンジを埋込取り付けて
しばらく仮止め固定で養生。
道路側は水洗い処理で掃除も完了。↓
翌日の完成引渡しです。
アコーディオン門扉も既存物の不調部分を修理して再利用。
倒壊しそうだった、ひび割れた古いブロックが無くなり
仕上がりは御客様のイメージ通りで安心された模様。
やはり樹木は温存して正解でした。
邪魔だからと言って撤去する必要は有りませんでした。
正面のバランスも御客様の好みを優先にして
部材の規格サイズに応じた配置です。
もっと違うデザインや納まりは色々あろうかと思います。
以上で化粧ブロックの積み替えは終えます。