住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

床下点検口の取付

収納や押入などの床に点検口を取付る事例です。

 

トイレ床下からの補強や設備配管または

白蟻被害の調査などに必要だったのです。

 

階段の下に有る収納、物入の場所ですが

建物の中心で玄関ホールにも有り各部屋の床下へ、

出入りする為の侵入口にはベストの位置です。

 

枠の指定サイズにより45.5㎝角でしたので

正確に床を切断します。

 

切断後には周辺に根太材を入れ込み

枠取付の為に下地を補強します。

床下点検口03.JPG

既存の床板は5.5㎜のベニヤ材で薄く脆く蓋に再使用は困難です。

 

物入の床板なので素材が異なる厚さ12㎜の

構造用合板を使用しました。

 

蓋の裏側には補強金具がついていますが取付方向は

合板の繊維方向に対して直角が理論的には正解かと思います。

 

現実には何れの向きでも問題ないとは思いますが

拘るとすれば方向性は大切な決め所となります。

床下点検口02.JPG

御客様がフェルトの敷物を敷いていたので後で

敷き戻すので下地用の合板を使用しても見えなくなります。

 

枠と蓋を取り付けて完了です。

床下点検口04.JPG

蓋と廻りの仕上りが違いますが物入ですし

強度的には問題なく機能的な出入り口です。

床下点検口05.JPG

さっそく床下に潜りトイレの床下が埋込か?空洞か?

調べるのに基礎を穴あけ試しで埋込である事を確認しました。

 

空洞なのに閉鎖されているなら開口して通気口や

白蟻防除処理の為に穴を拡大しますが埋め戻しなら

不用意に開けると埋め戻し土などが崩れて

トイレの床下が陥没したり、まずい事になります。

床下点検口01.JPG

この調査穴から薬剤を土壌に薬液散布するのがベストです。

 

以上で床下点検口取付事例を終えます。