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洗浄レバーの取替修理でも侮れない事例

トイレの洗浄レバーが戻りにくいとの困り事で対処です。

 

単なる調整か?取替修理で容易な事かと思っていましたが

侮れない事例になりました。

 

貴重な失敗のが含まれています。

参考になれば幸いです。

 

試しに使用してみると通常の腰掛便器の洗浄レバーが

使用時に確かに戻りにくいです。

 

しかし軽く手で戻すと正常に戻ります。

 

まずはロータンクの蓋を開ける前に止水栓のバルブを閉めます。

トイレ洗浄レバー不調修理01止水栓閉栓.JPG

中を見ると洗浄レバーのシャフトを固定するネジ切り部分が

欠損しているように見えます。

 

見た目に即、これが原因と判断し調整では不能で取替を決定。

※この時点で、これだけの原因として思い込みだった

 判断の誤まりに後で気付きます。

トイレ洗浄レバー不調修理02既存レバーシャフト付近の納まり.JPG

ついでに内部のフロートゴムの消耗度合いや

サイホン管に異常がないか?なども確認。

 

ロータンクの底に異物が残されていないか?

別なトラブルになる原因もチェックします。

トイレ洗浄レバー不調修理03既存タンクの納まり?浮き子が沈み本当の原因が分からない例.JPG

肝心なボールタップの止水機能も調べます。

 

浮き玉の上げ下げで止水バルブの底付き現象も無く

閉まり代も有り大丈夫です。

トイレ洗浄レバー不調修理04既存タンクの納まり?浮き子が沈み本当の原因が分からない例?.JPG

他の部分は問題ない事を確認した後に

新たな洗浄レバーに取替しました。↓

トイレ洗浄レバー不調修理05レバー部品交換した後の例.JPG

ここで少しのミスが有りました。

赤い部品を装着するのを忘れました。

 

大きな問題にはなりませんが、

こんな事でも疎かには出来ません。↓

トイレ洗浄レバー不調修理06レバー部品交換した後の例?部品付け忘れ例.JPG

洗浄レバーの調整にはクサリの長さやモツレなどで

動作不良となりますので慎重に設定し取付は完了。

 

自信満々で水を入れて動作テストをすると・・

僅かに洗浄レバーが戻りにくくなり

最初と変わらないのを確認。

 

慌てて中を確認すると浮き玉と

シャフトの曲がり付近が干渉しています。↓

トイレ洗浄レバー不調修理07レバー交換後も不調なので満水時に手直しで浮き子が斜めで干渉している本当の原因が分かった例.JPG

冷静に判断すれば最初からボールタップの角度、固定不良で

洗浄レバーと浮き玉の接触

戻りを妨げていたのが大きな原因でした。

 

もちろん最初の見立てで金物が一部欠損していたのも

取替する時期ではありましたが

そのままで浮き玉の取付角度の修正だけでも

解決していた可能性は有りました。

 

このボールタップ取付角度の動きは

基本ノウハウの定番で止水栓からの接続時に動きやすく、

ロータンク内部で、このように洗浄レバーシャフトや

ロータンク内壁やサイホン管と接触しトラブルになるのは

想定済みでリスク回避策には当たり前の現象でした。

トイレ洗浄レバー不調修理08ボールタップの角度修正で完了後.JPG

やはり何度も経験が有っても基本対処に抜かりが生じる

こんな事はマネないでほしい典型的な反面業者例でした。

 

なんでもない事の対処でも随所に

落とし穴や判断ミス、思い過ごしが絡みます。たらーっ

そんなヘマをするのは多くは居ないぞ!

 

次のページもお楽しみに。