トイレのロータンク付近から水漏れするとの事で修理事例です。
しかし・・後で手直しとなる貴重な失敗の素が含まれています。
参考になれば幸いです。
とても良く有るパターンの給水接続付近からのポタポタ水漏れです。
パッキンの劣化か締め付けが緩み止水不良になる水漏れの定番です。
外してみるとフィルター付きのジョイントパッキンです。
この時点では何時もの事と・・なにも警戒せずに淡々と作業を進めます。
ゴムジョイントバッキンを取り換えて締め付け直しで完了です。
給水ホースが長過ぎて納まりは悪いですがフレキシブルとは違い
切断不能なので少し折れ曲がり気味ですが支障はない程度なので、
そのまま使用しました。
テストも終えて一旦終了となりましたが
・・5日後に経過を念の為に問い合わせると・・
「再び漏れ出したが前よりはマシなので我慢できる程度。」との事で
・・手直しです。
慢心していました。
聞かなければ他の業者に依頼されるかも知れない微妙なミスです。
フィルター付きパッキンが止水不良になっているようです。
古い洗浄便座の付属ホースがネジ戻り現象で後から緩んだ模様です。
厚みが有り過ぎてフレキのナットがネジの効き代も少なく
納まりが悪いようです。
下図でわかるように中間パッキン↓が異常な巾です。
この部品によるネジの締め付け不足を改善して
ネジ戻りの反発戻り現象と接続直しを修正して水漏れは直りました。
しかし今度は別件で手洗いの水量が多過ぎて飛び散るので
困るとの事ですが止水栓のバルブ調整で水量を少なくしましたが
水圧が一定しなく出ないか?出過ぎるか?で
中間調整がバルブだけでは困難で、うまく行きません。
ロータンク内部の上下給水が二系統であっても普通は
水量調節可能ですがボールタップの機能に問題が有るのかも知れません。
古い便器なので不用意には触れません。
苦肉の策として銅管の先端をペンチで潰し
出口を狭くすると上手く調整できました
これで本件と別件ともに微調整での手直しが完了しました。
やはり何日か後にねこちら側から問い合わせて確かめは必要です。
この辺りの予想外の変化とそれを改善(クリヤー)する策を考え
成功(ヒット・的中)した時は・・
まさにゲーム感覚の面白さとなります。
だから止められないのかも(^_^;)
何事も完璧100%は無く、なにかしら課題は残ったり
時と共に状況は必ず色々と変化する事だと思える体験でした。