外、玄関の引き違いサッシが門扉代わりに有りますが
原因不明でガラスが割れているので修理で入替え事例です。
道路際なので自動車通過の際に小石がタイヤで
跳ね飛ばされたのかも知れません。
この件には対処途中で何時でも起こりうる
貴重な失敗の素を含んでいます。
割れ替えの場合でUビート(グレチャン)納まりでの定例パターンでは
サッシ枠の内寸法に12~13㎜程度、大きめに
ガラスを切断し素材は調達します。
小さ過ぎるとUビート(グレチャン)がユルユルで
遊びが有り過ぎて隙間ができます。
大き過ぎるとフレームが入らず納まりません。
1~2㎜程度の過不足は可能な範囲です。
サイズは慎重に調べ記録し調達手配します。
これで・・普通は、すんなり進行するはずです。
注文していた新しいガラスも手に入り現場で入替に着手します。
まずは外のフレームはL型に組んだまま外すのが有利です。
余程でないと全バラはしません。
格子の部品は一方だけ差し込まれている部分を抜き外します。
その前にガラスにUビート(グレチャン)を古い物が再利用できるので使用します。
ところが・・↓ご覧のように前の切り口カーブの位置がずれています。
四隅の位置がずれるのは縦横サイズが異なると
使用方法が変われば当然ずれますので
余り気になりません。
しかし・・一周して被せ終えると
ご覧のように↓足りません。
普通は再使用すると伸び代が少し有り余り気味が普通です。
これは明らかにガラスの切断ミスです。
問題は発注した側のミスなのか?
引受けた側の切断ミスなのか?
注文資料の記録数値を確認したら原因は解ります。
何れにしても引き取る時に現物のサイズ確認として検品したか?
否か?が問題です。
検品していなければ、原因はどうであれ最終的きに、
すべて引取り側の責任となります。
たまたま大き過ぎたので切断する事が可能です。
ガラス切りで切断する時は感覚の違いで失敗が多いので
期間が長過ぎると工具の切れ味と力加減と角度の感触を確認の為に
廃材で試し切りする必要が有ります。
やはり一発目は感覚が薄れて切断ミスとなり切れ残りしました。
二回目は上手く試し切りできたので三回目に本番切断し
・・なんとか成功。
とてもアナログ作業で独特な感覚と面白さです。
ガラスを切断する感覚を得るとタイルを切断するのは、
とても簡単で容易になります。
いよいよフレームにガラスを組み込みます。
やはり手順と基本パターンが標準化されています。
枠の組む順番とビスの止め方、フレームの入れ方
・・など各種配慮が必要です。
とても面白い内容がたくさん有りますので別の機会に
アップできるかも知れません。
サイズミスで思わぬ手直しを挟みましたが途中で事前確認すれば、
なんでもない事でした。
以前にも発注したサイズとは違う寸法で切断されていた事で
悪影響を受けた事があります。
以上で、なんとかガラスの割れ替え修理を完了しました。
やはり寸法に関する手配は発注前と検品で
サイズ確認は二回とも必要です。