片流れカーポートの屋根パネルが強風で剥がれたので張替え修理です。
見た目は三枚だけの張替えですが現状調査をしてみないと全体は解りません。
隣地との境界ギリギリですから物を落とすと越境しますので、
その点も注意です。
二台分の縦長の連棟タイプです。
下から見ただけでは詳細が不明なので上に身を乗り出して詳しく調べます。
早速、部品が外れて落ちかけているし、一部はすでに紛失しています。
上部の納まりを調べると一部、外れかけています。
このままだと他の部分も近いうちに強風で別の所が剥がれてしまいます。
上が外れているのを見てから下を改めて見直すと
ズレ下がりが激しいのが解ります。
末端の押えカバーは付いていますがズレていると言う事は
挟まったまま部品は外れているはず。
トイの中は、やはりゴミも溜まりが有りますので除去が必要。
これなら雨降りはオーバーフローして隣地に垂れ流しになっているはず。
上部の押えビードは外れたり長さも長年の劣化による伸縮で
端に隙間が多く有ります。
張り替えの場合は押えカバーを脱、着する必要が有りますが
ビス止めではなく叩き込みタイプです。
とても外れにくので慎重に取り外ししないと曲がったり折れたりします。
フレームは掃除をしながら張替えと、なります。
結構、見えにくい手間が掛かります。
押えカバーは再利用できるか否か?試しに一部を外してみます。
簡単ではないですが、なんとか外れますし再利用も、ほぼ可能です。
この案件は・・たんなる三枚の張替えだけでは後で
他の部分が剥がれて責任を問われます。
細かく調査する事によって、後で、そうなるのは明白です。
むしろ残りの部分を活かし取りして、掃除をしながらズレ戻し
ビードの不足補修など既存の部分で奥の方も7枚の張り直しが必要。
下から見れば3枚だけで良いように思いますが、
そんな簡単な訳には行きません。
見積りで、残りの既存部分も改良で、その予算も計上し理由も説明します。
下調べは終わりましたのでポリカ平板の注文をし調達できたら
先に寸法カットをします。
次に続く。