アルミ部材の応急対策の簡易制作事例で続きます。
ジグソーの板金用刃でアルミは簡単に縦切り出来ます。
切断トイシは熱で溶けて捲れて滑り勝手など遣り難いです。
チップソーの丸ノコは挟み込みなど危険です。
2~3㎜の厚さが有る屋根パネルの下端を挟み浮き上がり防止と
ズレ下がり止めの曲げ加工をします。
折り曲げは木を当てて4㎜ベニヤを屋根パネル替わりにクランプで挟み
歪の変形防止策をして曲げます。
長さが約40~50㎝程度なので薄いアルミ部材なら曲げ加工は可能です。
但し曲げ戻しや何度も曲げを続けると破断します。
ブロンズ色だった部材の色は既存に合わせてブラック色に簡易塗装します。
固定する場所の当たり面は掃除をしてシリコン接着と
タッピングビス止めで固定。
カーポート本体の機種によればトイフレームに
差込み形状が一体化されていれば差し込むだけです。
今回の現場タイプはアルミ部材をアルミリベットを
二ヶ所で止めていた納まりでしたが
明らかな強度不足で所々はリベットが破断し
固定不良となる納まり不良が見られました。
一本だけ不足していた特殊部材も簡易制作で無理やり取り付けて、
なんとか納まりました。
この辺りは工作の感覚で、上手く制作できた場合
楽しめる内容ですが無理して曲げ加工しなくても
アルミのフラットバーなどでベタ押えして屋根パネルともに
タッピングビスを貫通させて固定も有りです。
なによりも今後の強風に再び、どこかが剥がれるのは
防止したい所が別な改良点です。
そんな怪しい所もシリコンコーキングの接着で
改良したので、かなり安心です。
今後の浮き上がり防止の新たな簡易対策としては
今までには無かった固定策も追加します。
中央付近のバネルと横材フレームに
すべてのヶ所にシリコン接着します。
バネルに横桟がある場所は全面に施します。
シリコンクリヤーを中央付近だけ4~5㎝の長さだけでも充填し
ヘラで均すと接着効果が有ります。
点付け接着なので下から見ても、まったく目立ちません。
全体では36ヶ所を点付け接着しましたので、
なにもしないよりは改善されています。
奥の方は危険な状態でしたが取付直しで今後は
簡単には外れないでしょう。
これで剥がれた部分の張り足しと奥の外れかけた既存部分も
改善などで完了しました。
やはりポリカーボネート素材のパネルはアクリルよりは
取り扱いが容易です。