トイレの詰まり抜きの続きです。
詰り抜き対処が簡易処置で解決できない時は
便器解体パターンへと展開は変わります。
まずは洗浄管を慎重に外します。
この時にロータンクの水抜きをして溜まり水も
吸い取りしておくと、こぼれません。
次は便器本体を外すのに取付ナットを外しますが・・
古いと、これが錆びついて固着しています。
CRCの潤滑油をスプレーしてもダメな事が多く
無理して外すとボルト側が破断します。
そんな時は切断トイシで切り取ります。
便器をフランジから外し裏を見ますと…有りました!
異物の引っ掛かりが二点。↓
便器内のトラップからフランジに抜けられず汚水管に入りらず
便器の出口で引っ掛かっています。
ここで良かった、かも知れません。
地中に埋設された汚水管の途中なら取りにくい状況でした。
御客様に原因を知らせる為にバケツに入れて見せます。
消臭スプレー缶の蓋と思われるキャップとホッカイロです。
多分、スプレー缶の蓋は転げ落ちて便器内に落とした。
ホッカイロは衣服を脱いだ時に腰に貼っていた物が便器内に落ちた。
あきらかな使用者責任ですね。(笑)
異物の除去が終われば便器の復旧です。
フランジの固定ボルトが破断して使えないので臨時に
Uボルトを切断して代用します。
なんとか間に合わせで解決しましたがフランジ事
取り換えても良かったですが機種の互換性が不明だったので
準備はしていませんでしたので応急の暫定処置となります。
ギリギリ長さや太さは適応しましたので便器の固定は出来ました。
洗浄パイプも取付戻して便座を取り付ける前に洗浄のテスト。
この段階で水が流れて解決したので一安心です。
後は便座を取付戻しで動作テストも完了で、すべて解決しました。
御客様は大変喜ばれ、今後は便器の中に落とし物を
しないように心がけますと苦笑いでした。(^_^;)