外玄関で門の引き違い建具が開閉困難で動きませんので建て付け修理です。
木製のガラリ建具で下は鉄製の埋込レールは古くて
錆も多く建具の高さが詰んでいます。
不用意に外すと建具や敷居も壊れますので要領が必要で
大バールとリン木で浮かし外します。
下の敷居はテラゾーの人工大理石風の左官仕上げですが
一部がすでに剥がれています。
※これは別途追加で補修することになります。↓
なんとか無事に外す事は出来ましたがレールの取替は簡単には出来ません。
錆びていますが使用可能なので現状維持。
右の一部40㎝ほどテラゾー塗りが剥がれていますが
表の見え掛かりなので後で簡易補修します。
次は建具の高さだけ切り詰めて戸車の取替です。
まずは下の戸車を取り換えた場合に
現状での建付け合わせの転び具合を確認します。
転びは問題無しなので高さを上で切断、削り落としで
高さの切り詰め直しをします。
その後に錆びて固着した戸車が鉄製だった物を外して
ステンレス製に取替しました。
これで今後は長年に渡りスムーズに開閉が可能になります。
敷居のテラゾー塗り仕上げが一部壊れていた所は
白セメントと寒水石など粒子の混和材を配合して
白モルタルを作り簡易補修で完了しました。