長らく中断していましたが続きます。
洗面所にはふさわしい防カビにはすぐれているらしい
内壁化粧ボード材の重ね張りです。
ほとんど接着張りですが仮止め釘は必要以上には打たず仮押さえが
釘跡が見えにくく狭い場所では突っ張り棒は細く短くても良いので容易です。
こんな時は廃棄処分しても良いつもりの残材などを使用するのが
惜しげがないですね。
きつく突っ張り過ぎず・・落ちてしまうほど、ゆる過ぎず。
程よく曲がる程度で、そこそこ圧縮応力の有る物としては
ラス地板の厚さやドウブチ程度の太さ材が相応しいです。
解体した時に廃棄処分する物の中から、このような時に使用する為に
日頃から多少の在庫数を保管していれば何れ役に立ちます。
次は床下の防湿対策ですが簡易処置の事例です。↓
地盤からの湿気が上がり易いので
外壁下地用の透湿シートを敷きました。
このような透湿ではなくブルーシートなど
湿気を通さない素材では下からの防止は効果が有りますが
結露や大雨や濾水などで敷地が冠水した時に
ブルーシートでは上に溜まってしまった水は下に抜けにくく
自然消滅しにくく床下環境が悪化する恐れが有ります。
普段から地盤が含んだ下からの湿気上昇は防湿シートで制限し
溜まってしまう不測の事態には自然に水や空気が抜ける通気性のシートです。
問題は裏表の向きですが、この時点では確かな判断が出来ずに
裏表が逆だったかも知れません。多分、文字などが外部向きのはず
正確に調べるならシートの片面に水を垂らして少し時間経過で溜めが残れば
防水面で下向きの地盤側へ向けて溜まり水が抜けやすく
空気が通りやすい面は上向きが有効。
あくまでも簡易処置で、なにもしないよりはマシの程度でした。
床下簡易対策を終えた次は作業開口部は同じ厚さの
合板でビス止めして塞ぎます。↓
古い床板は残し重ね張りをする為に既存の根太位置はテープなどで印をします。
フロアー釘の効かし位置を後から確認する為です。
壁面内部に立ち上がっている給水、給湯など配管位置にも
釘やビス止め貫通破損トラブル防止策では養生テープを張り
目視しやすくするのが定番の釘打ち抜き破損リスクの回避策です。
特に洗面ユニットなど本体の背面を固定する時には誤ってビス貫通や
巾木などを釘止めする時も運、次第で重大な
破損、水漏れトラブルを引き起こします。
隠れてしまう根太位置や危険な配管位置の確認には
テープの印は有効な常套手段です。
再利用する為の洗面化粧台も据え付けて
洗面ボウルには傷付け防止の養生は必須。↓
洗面化粧台の内部も止水栓を取り付けて
接続後は早めに通水テストで水漏れ確認します。
すぐに漏れがなくても半日以上経過した頃に雫が現れる事が有ります。
他の作業を進める前から通水テストをし↑
結果判断には十分な時間差を利用します。
すべてを仕上げて引渡し直前の後からテストでは漏れがあった場合では
最悪、取付物を外す必要が有る場合は色々なムダが生じます。
多能工では各種工程での手順前後を
任意にコントロールし易いメリットが有ります。
当たり前ですが単体の専門職に外注する場合は途中でストップして貰い
飛び飛びの工程で途中経過の判断は
色々と不経済で担当者は、とても嫌がります。
ミラーキャビネットは裏面で電源の直結をする場合には
配線の遊び長さが短いと困難です。
ミラーキャビネットは↑ビスの取付が機種によって様々です。
そして古い物の再利用は素材が劣化しているので
取り付け時は破損し易く慎重に扱う必要があります。
なんとか無事に終えました。
次に続く。