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基本ノウハウ7/10手押しプレーナー削り

まったくの未経験者が専門業務に、いきなり挑む場合に、どうなるのか?

 

その動向を細かく観察し今後の取り組みに活かす為に実施しました。

 

手押しプレーナーと自動プレーナーは一組の加工機械とも言えます。

 

(簡易な木材で地を抜き厚みを決めるプレーナー削り加工)

の基本動作を試しに実施してみました。

 

まずは手押しプレーナー

※地を抜くとは・・

変な曲がり癖や凸凹の素地の一面を

目で見てある条件で通りが抜けている事をいい必ずしも

直線とか水平面と過だけとは限りません。

 

下地の荒材を正確な断面や直線に近い面に削り加工する場合は

厚みの違いや曲がり、捻じれなどが有れば

どの手順で進めるか?の判断が重要です。

 

練習削りの材種はなんでもよく長さは短めで加工は、し易くても

基本的な要領が必要です。

 

最初は前、後テーブルと刃の位置や高さなどで

理論的に削れる仕組みを知る事が必要。

 

この事だけでも何ページにも渡り細かい捉え処が有りますが

別の機会に掲げます。

手押しプレーナー?平面の地抜き削り.JPG

手押しプレーナーは刃が上に向き露出し、安全カバーが付いていますが

とても危険です。

 

基本ノウハウとしては色々多くありますので別な機会に掲げ

今回は主な所だけにします。

 

まずは平面を先に削りますが座りの安定性を優先にする為に

引っ込み勝手を下に向けテーブルに当てて

下面を削ります。※これには明確な理由が有ります。

 

削りの順番や途中では色々な動作に関するノウハウが有り

刃の上に持ち手を不用意に通過させない事などは安全上で大切です。

 

木材特有の木表は端が反りだして中央が引っ込み気味になる

木の特性や曲がり具合を判断し加工する向きや削り順番を決定します。

 

体の向きは削り方向や手の位置なども、ほぼ約束事のような

特定のパターンが作業効率や危険なリスク回避策としても有効です。

 

長年の結果で安全で楽で効率の良いスタイルへと常態化していきます。
手押しプレーナー?平面の地抜き削り?体勢と素手対応例.JPG

平面を削り真っ直ぐに加工が出来れば次に直角定規盤に

先ほど削った平面を横からピッタリと当てて

下端のコバを削り直線と角度直しの目的で削ります。

電動工具基本技能(電気カンナ)手押しプレーナー?コバ加工の定盤への密着体勢と素手対応例181115.JPG

この段階でも何ページに渡りノウハウが有りますので別の機会に掲げます。

 

手押しプレーナーで二面の直線削りと90度の直角加工ができれば

次は自動プレーナーで俗称:分(ブ)決めと言われる厚さ削りです。

 

手押しと自動は刃の位置が上下異なるので

加工時に向ける面を間違わないのは基本です。

※但し刃の位置は、すべての機械には当てはまりませんので注意。

未経験者は、この判断で混乱しがちなので繰り返し練習で

マスターするのが一つの単体ピースの習得の知識、技能となります。

自動プレーナー?分決め加工の対応例.JPG

偶然、出来ているのと、いつかは大失敗するリスクを抱えたままの

不安定な時期が誰にも有ります。

 

起こるべくして起きる失敗手順は、むしろ早めに

前倒しで経験しておくのが上達への早道です。

 

問われたり、あえて、ワザと失敗手順を説明や、やって見せれるのも

経験者、熟練者の証となります。

 

手押しプレーナーで先に地を抜き自動プレーナーで

厚みを決めるのは常套手段でが

目的によれば片方のみの加工だけで良く

もう片方は必要が無い事も頻繁に有ります。

 

但し、その時には、どちら片方だけを選択し

もう片方を誤って選択し実施すると

どんな不具合や失敗に繋がり、その影響が

どれほど実損害となるのか?の実態を知る必要もあります。

 

電動工具での加工作業の基本ノウハウ習得は、まず

危険なリスクの実態と、その回避策のみを重点的に習い

作業が遅い早いや正確さの優劣を極めるのは

後回しで十分と言えます。

 

全体を把握し売れる程の自信になるのは長期間の現場実体験を

必要としますが成り行き体験では年季が掛かり過ぎるので

単体ピースの30分以内の区切りのみにして分断での到達確認と

繰り返しを挟みつつ自然の積み上げ効果での基本ノウハウとして

小さな物語として対応できる体験、体感が有効です。

 

習得のコツとすれば不慣れで不可解な事でも理解できている事を

中心に捉え、その周辺で20%範囲までに制限し課題として

分断し取り組むのが達成確率が飛躍的に上がるとの事です。

 

慣れれば気負う事も無く淡々とリスク回避策も伴いながら簡単に会得。

 

※余談ですが・・

大工技能士検定では木材の加工は電動工具は使わず

手カンナとサシガネやケビキだけで荒木から真っ直ぐに削り

直角加工もして分決め加工を規定の時間内に行います。

 

次のページに続きます。

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