まったくの未経験者が専門業務に、いきなり挑む場合に、どうなるのか?
その動向を細かく観察し今後の取り組みに活かす為に実施しました。
現場では稀に必要となるトラックにロープ縛りのノウハウは
荷の縛り固定での危機リスク回避には重要な手法が含まれます。
(全体を取り囲む場合と長尺木材の単体やまとめ部分を縛る事例)
など頻度の多い事例での基本対応例で実施してみました。
この場面では男性でも実際にやって見た経験者は少ない分野なので
人前で、やれるか?否か?や安全性に責任を負えられるか?否か?では
その信頼性や作業結果の価値観を表現する場での評価は歴然となります。
まずは、よくあるパターンで箱物やシートでくるんだり
全体を包むようなロープ掛けの場合に関わる事例です。
雑用業務で樹木の伐採や剪定、引き抜きなどの汎用業務で
廃棄物を積込み処分する為の荷作りでの定例パターンです。
積みやすく・・飛散しにくく・・縛り易く・・降ろしやすくを
規定長さのロープで簡単に信頼できそうな要領で的確に縛ります。
積込み当初から備える側面や後方の崩れ落ち防止の為のセリ板などを
ロープで覆う場合は前から固定し始めてから中間付近に掛けながら
後ろ付近でロープの最後を使い切るパターンが多くなります。
問題は途中で緩み止めの為にロープを固定する呼び名で
業界用語らしき物騒な表現ですが・・殺し止めをするか?否か?です。
その理由は一本のロープが最初と最後だけロックされ
中間が通過だけなら途中や両端の何れかが切れたり緩めば
走行中に振動で全体が外れやすく道路上に荷崩れ、落下になり危険です。
このように↑気になる一部の要所で殺し止めする事で安全率が増します。
この手順や要領には色々なパターンが有るかと思いますが
一定の手法だけでもマスターしておけば使いモノ、売り物になります。
※余談ですが
この場面だけを練習で2~3度やった事が有る人で、その時の
最終確認で、なんとか100点満点に到達した経験をしても
月日の時期を改めて三度目頃を試しに、人前で、その成果を
披露してもらうように注文を付けると・・
「前に練習したので出来るはずです!」と、自信ありげに豪語しても
現実は・・まったく出来ない事が有ります。
瞬間的な到達での経験や、うろ覚えのその場で100点満点風に
偶然出来た程度なら一日たてば半減期で50%に減るとの事。
2~3日以降は20%ほどしか記憶に残らないのが科学的根拠らしく
熟知とは言えず売りネタまでには成り切れにくいのです。
よって合計5回ほどの反復練習で積み上げ効果を自他共に認めれば
80%(100点満点)の領域を自分の引出しに納める事が可能との事。
※本題に戻ります。
こればかりは実施による体感が早道です。
偶然できる以外に反復練習で、ほとんどが習得可能。
次のパターンに進みます。
廃棄処分をした後に空荷の場合にセリ板など薄いベニヤは
走行時に気流が負圧となり軽い物は振動で跳ねる以外に
気圧の理由で吸い上げられ積載物が路上に舞い落ち
運が悪ければ大惨事に至る現象があります。
その為には↑上記のように舞い上がり防止の為に保護ロープ掛けも重要です。
最短で必要な範囲まで、そして、ここでも途中で
緩み防止で殺し止めを用いる事もあります。
大きな荷作りでも空荷の飛散防止でも同じ知識と技能が本領を発揮し
想定リスクの回避策となり安全策として価値観の提供場面となります。
次はロープ縛りでは基本事例となり易いパターンです。
長尺材の積み荷は木材や樹脂パイプや各種金属、鋼材など多岐に渡ります。
やはり前からのロープ縛りの固定が多くなりますが
場合によってはズリ落ち防止の為に
下部から仮止めする場合も有りケースバイーケースとなります。
基本は長尺材に対し前後の二ヶ所でバランスよく固定する縛り位置と
斜材に対してロープは直角になるような位置決めで斜材のズレによる
ロープが緩まない最短の長さで縛る角度の認識です。
稀に緩みやすい角度のロープ掛けで運転手は危険を知らずに
路上走行している様を見かける事があります。
それは危険な事を知らない様を
他人に公表しなが走行しているようなモノです。
そして残念なのは想定リスクを運転者自身が把握していないのと
その様を走行前に会社の同僚や上司が指摘、注意喚起出来てない事。
ロープ掛けの角度なども実践で目視、力加減など
体感、五感による体験が会得しやすく有利です。
角度は適正として、あとは単なる引っ張りと
緩み止めの殺し結びだけで良い軽量物と
下記のように↓引き締め縛りを施し強固にする場合に分かれます。
この結び方にも色々なパターンが有ろうかと思いますが
一定の策でマスターし、その利点と欠点や落とし穴なども
合わせて確認しておけば信頼性は増します。
下部の固定は比較的、簡易で良い場合や前方と同じく
強固縛りが必要な事など荷造りの大きさ、総量、全体重量など
条件に応じて縛りヶ所の数やロープ太さ種類や
二重、三重の安全策が必要か?否か?も合わせて対処は変化します。
基本ノウハウとしての要点は無限でも無く・・
適当で良いほどの曖昧で簡単な事ではなく
確かな売りネタになるほどの価値提供をアッピールするなら
このような一見、どうでも良さそうなアナログ知識、技能の中には
ふんだんに価値提供素材が存在します。
この類だけでも他の関連性や細かい捉え処が有りますが別の機会に掲げます。
次は・・(基本ノウハウ9/10見切り部材など仕上げ材取付例)に続きます。