充電式インパクトドライバーでの各種ビス止め例です。
最近では18vが主流ですが新築や大規模の工事現場でないなら
14.4vの電圧バッテリーで十分です。
下図はマキタ製の標準タイプで床下地に構造合板の約12㎜を使用で
羽根付きコンパネビスを連結タイプではなく
バラ入りの物を捻じ込み途中です。
使用時の要領は色々のリスク回避策が有りますが
基本ノウハウあれこれ・・として別の機会に掲げます。
下図は↓食器棚の中間ハッチ部分に電子レンジ置き場が有り
地震の時に落下しないようにワイヤーの
引掛け金物を食器棚の本体一部に取付です。
家具の内部で良く見える部分なのでビス止め時に
インパクトドライバー本体の持ち方などで
コントロールを誤りビットの先で
家具を傷付けるのは避けなければなりません。
その時に用いる定番のリスク回避策が有ります。
電気ドリルなどを使用する時も同じです。
具体的には電動工具を持つ手の左右どちらか?で
肘を内壁など動かない物に接触させます。
肘を仮止めした体制でビス止めやドリルの穴あけ作業を行うと
本体やビットやキリ先などを傷付けてはいけない化粧材に
自分の体重と工具の重さが加わったまま突き刺す失敗動作は防げます。
ビスが外れたり、キリが破損した場合でも当ててはならない物に
突き当らずに手前でストップさせ受けきる事が可能で失敗を防げます。
下図は↓システムキッチンでの上部吊りだなキャビネットを付けた後に
稼働式ラックの取付途中。
これらの作業は木ネジで木材に捻じ込み止めではなく
ビス、ナットの精密ネジでの取付納まりなので慎重さが必要。
ナットとのネジピッチが斜めになったまま捻じ込むのはダメで
最初は手回しで感触を確かめ間違いなければ電動工具を使用します。
それでも強過ぎるトルクはダメです。
下図の↓メッシュフェンスの金物ビス、ナット止めも同じく
最初は手加減で適正方向やかみ合わせを探りながら仮止めしてから
電動工具で本止めしますが、やはり強すぎるトルクは危険です。
以上が充電式インパクトドリルの14.4vタイプでの参考例でした。
これら一連の作業は実践での体感を伴う動作を複数回経験し、
さらには敢えて失敗事例も先取りとして実体験しておけば
何れは迎える事になっている本番での失敗事例を
実害が無い条件で通過しておけば、かなり優位となります。
さらに応用編として木工キリを装着して配線通過用の穴あけを経験しておけば
対処可能な領域は、かなり広がります。
この時に、わざと深くキリを突っ込み元が材木に沈み
削りカスが中で詰まった時の抵抗や
反発力や抜けなくなり、行も戻りも出来なくなるアクシデントは
前もって体感で実態の経験をしておくのが得策です。
この画像例は薄い間柱ですが100㎜角程度の本柱なら・・
失敗現象と回避策を心得ていないと大変な事になります。
以上が充電式インパクトドリルの基本対処事例でした。
次のページ内容もお楽しみに。