充電式インパクトドリルでは無くても良いのですが
締め付けなどの時に使用した事例です。
木製引出しの前枠が外れて御客様が自分で修理したらしいですが
上手くできず再び壊れたので依頼された時の簡易対処です。
釘を打ってくれても良いし見た目はどうなっても良いので
簡単にと言う御希望です。
しかし、見た目では簡単そうでも、そうはいかないのが
モノ、事・・創りの不思議で興味深い処でも有ります。
現状は↑接着剤を付けて差し込むダボ栓での接続で
通販品には良く有る簡単な納まりです。
接着が離れて壊れたのを前枠の正面からビス止めをしたらしいですが
常套手段であるバカ穴をあけずにいきなりビスを捻じ込んだらしく
前枠がヒビワレしています。
側板の方もビスが効かず、しかも斜めに入り
側板も膨らんだりヒビワレでした。
いざ補修に入りますが・・
無理やり捻じ込んだビスは曲がったり、折れたりなので
ヒビワレも接着して戻す為には不要物は
丁寧に除去する必要が有りました。
今度は違う位置でバカ穴をあけて側板の方も効かし穴をあけてビス止めです。
正面からビス揉みの大きな傷も有ったので今度も正面から丁寧にビス止めです。
薄い側板の中心を狙って深くビスを効かし
膨らみも無く割れ無いようには・・色々な手加減が必要。
ここで、あぁ~だ、こぅ~だ・・は省略し
基本ノウハウは別の機会に掲げさせて頂きます。
唯一の工夫はビス頭を沈めてカラーパテ(かくれん棒)で
色合わせして補修しました。
ビスが見えても良かったらしいのですが失敗していた割れや元のビス穴も
パテ補修の必要が有ったので合わせました。
もっと簡単にするなら下図の↓ビスキャップで
ビス頭だけ隠すのも有りでしたが・・
いかにも、取って付けた感じなので
アナログ工法のカラーパテ補修で決定。
御客様は見苦しいヒビワレやビス頭が無くなったので
ビックリされていました。
やはり補修を「簡単でいいからと言われても
引き受ける立場とすればコストの問題ではない・・
何か・・使命感のようなスイッチが勝手に入る事が有ります。
しかし・・もちろん・・逆も有ります。
ここは、真剣に手を掛けなければならない!・・と思っても・・
つい、雑になったり・・手抜を抜いたり・必然的に失敗作や・・
手直しや・・なども有ります。(^_^;)
よく考えれば快心の作は?・・忘れたのか?・・元々、無いのか?・・
まったく心当たりがありません!。・・※挑戦は生涯続きそう!
以上が充電式インパクトドリルでの対処事例の一部でした。
次のページ内容もお楽しみに。