伸縮ポールの途中で簡易に固定する機能を分解して調べて見ました。
物干し竿や布団干しなど伸縮調整したり突っ張りポールなど
長さを途中で仮止めする機能です。
固定は仮止め程度なので重要な止め方では信頼性が無く強度は曖昧です。
一部の腐食や錆びて固着したり使用限界になりかけた古くて捨てて欲しいとの
処分物を分解や不要部分は切断したりで一部を他の用途に再利用の可能か?
など、と共に一部、伸縮機能の内部構造も見たく興味本位で調べました。
素材はステンレス巻き鉄パイプなので純粋なオールステンレスではなく
大量生産、販売されている安価な普及品仕様です。
腐食部分は外側のステンレス巻きの表皮は残っていますが
内部の肝心な鉄パイプ部分は内部から水分の入り方次第では
錆でボロボロになります。
どこかから侵入した水が低い部分に溜まり水捌けの
排水穴が無ければ腐食します。
もし長持ちさせようとすれば下部の
水溜まりになりそうな付近にドレン穴を
開けたり端部のキャップでも有れば外して
時々、溜まり水やゴミを吐き出すのが有効。
伸縮部分は安全の為に簡単には抜けないようになっているので
無理やり分解します。
抜き方の手順や要領は有りますが・・ここでは省略します。
差し込まれていた部分を抜いて↓拡大した画像です。
さらに拡大し↓角度を変えると仮止め機能が解り易いです。
内部には硬質性のジュラコン素材らしい割れ目の有るリングが
円芯(真円?)ではなく楕円など偏芯に変形加工された軸の外側に挟まれており
心棒のパイプを回す角度で外のリングが外側パイプの内側に接触しながら
抵抗となり押されたり元に戻ったりでリングが
広がったり収縮でブレーキとなります。
とても単純ですが操作し易く、素材次第では壊れにくく長持ちしそうなシンプルな機能です。
やはり近年では強度の有るジュラコン素材の普及と共に改良が繰り返されたと思います。
従来から有った伸縮パイプなどの仮止め機能は
別の用途で昔からあるビスやボルトによる
円錐形の金属製コアをナットネジに加工し
心棒のボルトネジの回転で出たり入ったりする
機能が多く見れました。
現物画像が無いので下手なイメージ画で無理やり説明ですと↓こんな感じです。
これは強度的には、かなり信頼性は高いですが、
それでも完璧では有りません。
あくまでも仮止め程度の使い方が無難です。
重い物を落ちないように突っ張り支持などには
別の固定処置を併用する必要があります。
仮止め程度なら色々な使い道は多いので便利な機能だと思います。
※あくまでも個人的な独断の解釈です。
詳しくは専門分野の資料や情報での確認を願います。
次のページ内容もお楽しみに。