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玄関引き違い建具の戸車交換

玄関の引き違い建具が開閉時に重くなりましたので戸車交換です。

 

まずは上に持ち上げて下を外にずらせて建具を外します。

 

はずした建具は通常、壁や柱など固定された部分に横向きにして立てかけます。

玄関引き違いサッシの戸車取替?既存古車.JPG

サッシメーカーによって取り付け方は様々ですが

簡単な場合は下からビス止めです。

 

しかし古くなっていればビス類は錆びて固着し

簡単には外れない事もありますし

枠の組立時にフレーム内部に入れ込んである場合は枠を外さないと

戸車が取れない事も稀に有ります。

玄関引き違いサッシの戸車取替?既存古車.JPG

いずれにしても取替え用戸車が下から入れ込みタイプの場合は

最初に取り付けていた場所に同じ取付方をしなくても良いので

壊れるような外し方でも可能。

 

取替え用の戸車はステンレス製が良さそうに思えて当初の頃は多用しました。

玄関引き違いサッシの戸車取替?古と新規戸車.JPG

近年では樹脂製のジュラコン品が主流になっています。

 

ステンレスの金属製の方が樹脂より長持ちしそうですが

音と感触の違いで樹脂の方が開閉時にはスムーズな動作になります。

 

もう一つの理由は下のレールが傷みやすい事になります。

 

いずれ戸車が古くなり回転せずに固着した時に無理やり開閉すると

戸車は回転せずに動かないままでレールの上で摩擦で抵抗します。

 

その場合に樹脂の方は戸車側の部品が、すり減りますが

金属戸車の場合は両方がすり減ります。

 

取替え用戸車と最初の純正戸車の大きな違いは

建付け調整のビス位置が異なります。

 

純正タイプは、ほとんどが側面からの調整が可能で

取替え用は下からの調整です。

玄関引き違いサッシの戸車取替?古と新規戸車?.JPG

その違いは大きく異なります。

 

純正品を探して同じ物で取り換えれば建付け調整は建具を外さなくても

側面から調整可能ですが・・取替え用戸車に付け替えれば

建付け調整時には、何度も建具を外して底から調整して

建具を入れ戻し確かめます。

 

その違いは大きいので取替え用戸車を入れ込む時は

最初から上げ下げ調整しておきます。

 

上げるべきか?下げるべきか?は最初から、

建具の転びで、ほぼわかります。

玄関引き違いサッシの戸車取替?新規戸車.JPG

時々フレームの大きさや断面形状の違いで取替え用戸車のサイズが

入りきらない事が稀に有ります。

 

その場合は障害になる枠フレームを穴あけ加工しなければならない事になります。

 

加工道具が必要になったり作業自体が困難で危険を伴いますので注意が必要です。

 

※古い戸車が外れにくい場合は、そのままにして高さだけなるべく引っ込めておき

 その隣に取替え用戸車を並べて入れ込めば無理に取り外ししなくても良い場合があります。

 しかし戸車の間隔が狭くなり建具の安定性が悪くなったり

 古い戸車の影響が残れば、やはり外します。

 

次の事例もお楽しみに。


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