古い浴室のアルミ製ドアの旧式タイプの痛み例です。
長年の使用で浴室は湿気が影響してノブが不調になる事が多くなります。
見た目はステンレス製なので簡単に分解して取替え出来そうに思えますが
現実は、そうは簡単には外せず、どうにもならない事が有ります。
外部の見た目はステンレスなので中身も錆は無く、たんなる機能的な
消耗限界だけで分解すれば良さそうに思いますが・・
中身の部品は鉄製なので錆付きが酷く普通に分解できないのです。
こうならないようにするには早めに分解してみて半年に一回程度でも定期的に
内部の鉄製部品に錆止め用潤滑油をスプレーしておけば
機能的な耐久限界は半永久的とは言えませんが使用可能期間は伸びます。
長年放置すると・・このように、かならず固着し
外そうとしても容易に分解が出来ません。
固着した時はドアノブの首をパイプレンチで掴みブチ切る強硬手段となります。
その時には負荷を掛ける要領を誤るとアルミフレームが歪んだり
ガラスが割れたりして大変なことになります。
アルミフレームを差し込んで組立ている方向に
力を掛けますと簡単に千切れます。
又はデスクグラインダーの切断砥石で切っても良いですが
火花が飛び散ります。
後は取替え用ノブを入れ替えるだけですが、
それは基本パターンや例外などが多く、ここでは割愛します。
※最近の浴室建具は樹脂製の素材と防水性が改善されていますので、
このような事は減少していますが、いまだに、このパターンでの
対応が必要な事例はたくさん残っているとと思われます。
次の事例もお楽しみに。