木造平屋に屋根裏部屋を付けてほしいとの対処で一部の参考事例です。
詳細資料が不明なので現時点で有る部分だけのアップで悪しからず。
古い天井を壊し室内は全面改装で着手していた時の一部です。
まずは二階の床組みを先に取り付けますが太い大きな梁で中空を飛ばすのは
構造材のサイズで屋根裏部屋の空間が狭くなるので
90~100㎜角の大引き材を入れて
小屋組の母屋材など構造材から寸切りボルトで吊り下げます。
天井下地の野縁と兼用に吊り床の根太組みを先に進めます。
天井を張ってから屋根裏部屋の床を後から施工するのは
とても不利となりますので手順は重要。
屋内配線も同時進行となります。
上がり降りする為のスライドタラップ取付位置がとても重要となります。
軒先付近の小屋裏は高さが低くタラップの最上部から上に立つと
頭が屋根裏に当たります。
上がってから、どちら方向に出入りするのか?など使い勝手も必要で、
やはり開口部の位置決めは色々な条件を踏まえて決定します。
下図は↓もうすでに屋根裏部屋の床合板は張り終えていますので
天井下地を打ち上げても大丈夫です。
天井は吸音テックスの本実タイプで仕上げ予定。
スライドタラップの開閉蓋にも同質材を張るので割り合わせなどは、とても重要となります。
スライドタラップの位置決めは天井の仕上げ納まりを決定しながら
取付位置や機能的な条件と同時に納まりを検討、判断します。
今回は、資料不足の関係で詳しく触れる事ができませんが別の機会に委ねます。
※屋根裏部屋は夏場の気温上昇で室内が劣悪環境になりがちなので断熱や換気が必要となります。
次の事例もお楽しみに。