アルミドア建具を片引き戸に改造の事前、関連作業の事例です。
電気のスイッチ移動を先に、しなければ片引き戸になれば
後からは作業が困難となります。
この壁面から直ぐ、裏側となる反対側の洗面所のタイル壁面に移動します。
解りにくいですが配線の長さはキリギリ施工可能の状態。
既存の接続状態は念のために撮影しておくと後々、安心です。
下図は↓半磁器タイル張りの壁面にコンクリートキリで
捨て穴を数か所あけて切断、掘り込み加工をし易くします。
タイルの目地を利用して切断し粗穴あけ後に
タイル用の小さなタガネで斫り取れば容易に開口が可能。
完璧に開口するにはダイヤモンドデスクサンダーで
切断、切込みすれば良いですが粉塵対策が必要。
この中にVA配線が二本隠れています。
土壁ではなくラス下地とラスボードの中空壁構造なので容易でした。
問題は配線がステップルで固定されていたら
動かないので送りツナギの必要も有りましたが
動きに余裕も有り線の長さも十分で、移動する位置は
上から降りてきた配線に近づく移動の為、有利でした。
照明用のスイッチが三ケ所、絡んでいます。
上は三路スイッチ。他は片切の二回路。
配線の記録図をメモしてから、さらに写真撮影しておけば迷う事は無いです。
新たな場所に配線一組から先に移動。
古いスイッチボックスが鉄製だったので壊す事が困難だったので
線を外しましたがボックスに貫通していない裸なら器具に接続されたまま
移動出来たのですが・・そうは甘くは行きません。
半分は終えて、残りは僅かですが、裸線の状態が良かったので切り直しはせず、
あえて、そのままテープだけで仮の絶縁でツナギ替えは完了。
古いスイッチは御客様の了解のうえで掃除をして、そのまま再利用しますが
新品に変えようと思えば、後で、いつでも取替え、変更可能。
元の穴は、あとで化粧カバーで塞ぎます。
以上が事前の準備作業のスイッチ位置の変更でした。
※次はアルミドア建具を外し本格的に片引き戸への改造です。
壁面の変形が激しく、納まりは臨機応変に対処しなければならない様子です。
次のページもお楽しみに。