アルミドア建具を外し片引き戸に改造の本番です。
まずは不要なアルミドアを外します。
ドア本体は簡単に外せますが、問題はアルミ枠の外し方で
ビスや釘が見えている部分の場合は簡単。
アルミの外枠を固定ビスを緩めて釘止めも少バールで抜きます。
昔ながらの釘抜き専用工具と基本要領は、とてもアナログ的な作業です。
工具の大きさや、形などで効率は異なります。
アルミ外枠の耳が入り込んでいる場合は釘が見えず無理やり引きちぎるなど
取り扱いの荒い手順で取り外しが必要となります。
まずは見える、簡単な処から釘抜きを実施。
隣接する別のアルミサッシの取付枠に挟まれた
外すべきアルミ枠のビスを抜き、とりあえず抜いてみます。
運よく上部付近は釘が無く、すんなり抜けました。後は下部付近ですが・・。
簡単に外れました。・・ついてます‼
片引き枠の取付に関しては曲がりや転び、など構造や仕上面の条件によっては
かなり面倒になったり、納まらなかったり、問題が生じる事が稀に有ります。
在来工法で中間柱を挽き割り柱内部に取り込む場合と
枠が飛び出しても良い外付けの場合での標準的な納まりは
下図のパターンが多いかと思います。
この現場では建物自体が継ぎ足し・・継ぎ足しで変形納まりが多く
僅か1.5m以内の短い片引き戸のラインだけで湾曲、変形していました。
最初の見た目だけでは少しの曲がりかと思っていましたが直線材を当てると・・
その曲がり度合いは大きく、色々な加工をしながら無理やり取付の必要が有ります。
次に続きます。
※逆に曲がりの場合も有り得ますが・・まだ、この曲がり条件で良かったかも知れません。
予算など気にしなくて元から改造するなら湾曲部分を解体や真っすぐに修正する事も有ります。
続きのページもお楽しみに。
