二階の和室天井裏を調べながら
ネズミ捕獲の粘着シートを仕掛けて
一区切りを付けました。
その後に台所の流し台の裏側にある
大きな配管スペースが粗仕事の場合は
隙間だらけが有り得るので
入念に調べましたら良い仕事で問題無し。
洗面台なども排水管と排水ホースで
防臭キャップ無しの隙間などが
有り得る原因らしきネズミの
出入り穴は見られず。
今までに調べて把握しているだけの
それらしき別穴を後で塞ぐか?否か?
などを思案中の頃に展開が変わりました。
最初の階段隙間に暫定処置を
したにも関わらず部屋に置いてあった
食べ物がかじられたり室内に
念の為に置いていた粘着シートに
ネズミの毛らしき接着跡が見られたと
御客様から知らせが有りました。
暫定処置をさせて頂いた者としては・・
ショックでしたし・・
ネズミからの新たな挑戦を感じ、
なんだか変な闘志が湧きました(^_^;)
そこで最初の場面から調べ直しました
最初に手を付けた階段の隙間付近から始まり
その近辺を手の感触を得つつ触り続けました。
※余談ですが
見て眺め腕を組んで首をかしげているだけでは
身体感覚の五感や別な次元からのヒントが
降りてこないのです。
具体的には床や土間に寝転んで
真下から上を見上げた目線を変えて
観察する。
多分・・傍目から見れば異様な光景に移り
(もしかして・・この人は覗き性癖などが有るかも?)
と、疑いを持たれても構いません!(^_^;)
実際にどんな偉い先生方でも本能として潜在しているはず。
ただ使い方を間違えれば犯罪となり
ニュースでもあとを絶ちません。
業務上では有効な調査方法ですが無様な姿や
嫌悪感を抱き、解っていてもやらない人が大半。
これも有る意味、自作・自演と言えますし
その辺りも逆に売りネタとしての標的となります。
自作・自演と言えば他人が創り出した事柄を
さも自分が編み出したように繕い欺く事のように
ネガティブに捉えられがちです。
しかし先人の学ぶべき所を模倣し自分流に変化させて
用いるのは正当な手段で守・破・離の[離]です。
※本題に戻ります
すると床の間にある落とし掛けと呼ばれる
鴨居部材の両端に三角の隙間2ヶ所を発見。
ネズミが楽に出入りする多さでは有りませんが
放置する事は出来ない程度なので暫定処置として
シリコンコーキングを詰めて塞ぎ
こんな事でもゴキブリ対策には有効となります。
再び玄関に戻り確か最初に触って調べた
上がり框の裏側を入念に触り調べると・・
・・「んッ?・・なに?・・この手応は!」
ここは最初に触り調べたはずなのに・・今更なぜ?
など身体の五感による感触や天から降りてきたと言えそうな
ヒントが指先と共に伝わりました。
躊躇なくタイルの土間に養生シートも敷かず
衣服にゴミの付着、汚れ対策もせずいきなり寝転び
目線を昆虫のつもりなって上を見上げると↓・・
出ました!探し求めていた大きさの、それらしき隙間穴‼
前に触った時は端や真ん中付近を触り下地有る指先感触は得て
隙間は無しと結論付けて肝心の穴を下から覗いて
発見する動作をしなかったのです。
触ったところがたまたま塞がっていただけの調べ方。
なぜ?そうなったか?の要因は指先を材木や合板に
素肌を晒して安易に横にずらすと・・
トゲが刺さる確率が高く何度も痛い目を経験しています。
その為には安易に材木の粗木、下地材、特に合板類の
地肌に対しては、うかつに手を横滑りはさせない
防御反応として習性で有効なリスク回避策です。
それにしても、それは言い訳となりましたが
教訓としては経験者でも、そんな見落としが
生じる事が有り得る貴重な失敗事例として
恥ずかしながら公開しています。(^_^;)
ボールぺンを差し込めば大きさの比較となり
深さは床下に通じているのが確認できました。
今までに調べて出入りの可能性を疑った所よりは
遥かに特定の原因ヶ所で有りそうな事が
明らかでネズミの出入りには好都合の場所です。
どうして、こんな穴が空いたのか?
タイルの目地も詰まってない処や材木の節が抜け落ちたにしても
自然の節穴のよな変形は見られない配管か配線など何かの
貫通の為に意図的に開けた穴に見えます
玄関先の見付け場所なので穴あき欠損を塞ぐために
框の正面側には木目、樹脂製の薄い化粧カバーを
被せて穴を隠しています。
推理としては、この建物は既存部分は古くても
玄関付近は近年に施した仕上げで増改築をしており
玄関の位置は元々この位置では無かったかも?です。
別な間取りとして電気温水器を据え付けた勝手口付近で
床に配管などが有った部分を改造した名残りの
配管撤去の跡穴?かも知れません。
全体像では↓こんな場所です。
それでも、ここが絶対のネズミ出入りの穴とは言えませんが
順次、調べた、それらしき隙間、穴とは格段に有力な
大きさと床下に通じる場所的には原因ヶ所としては有力です。
穴塞ぎの対処は板金の端材で接着して補修し、とても有力ですが
それでも暫定処置として区切りをつける事にしました。
やはり消去法で順次調べてかつ暫定処置を
施して来ましたが思えば最初の上がり框調べが
入念だったら、もっと早く発見したのは間違いないです。
しかし他の調べも無視する訳にはいかない必要な個所で、
けっして無駄な事はなかったと解釈しています。
調べ方は念入りに原理原則に基づき対処すべきが
改めて気付かされた事となりました。(^_^;)
言い換えれば現場が教えてくれたとも言えます。
この辺りが、とても興味深い事でもあり
妙に納得、肚落ちしてしまう味わい深い所です。
そろそろ具体的な支援を御希望の方に向けて
支援申込サイトを近々、御知らせしますので
必要な方は自力対処への支援予約をして頂ければ
実用・実益が可能になるかも知れません。
これで、ネズミ対策での暫定処置(有力な原因発見)の 物語は幕!です。
次のアップは[具体的な支援を御望みの方への支援申込の御案内]を、お楽しみに。