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トイレ簡易仕上の増築として外壁下地の参考事例です。
既存のアルミバルコニーに増設する為に極力、軽量、最小床面積、
ローコストの納まりで実施しますので外観も各所に限定があります。
最初の設計で、まず優先にしたのは避難スペースの確保です。
既存バルコニーは二階の二部屋に渡り長いです。
非常時に二階から一階に降りられない場合は隣の部屋から、
どちらかへ緊急避難する必要があります。
よって中央に位置する増設トイレで分断しては
緊急時に避難が、できないのです。
すり抜け出来る程度のスペースが必要の為、外壁と
バルコニー手摺の間に通れそうなスペースを設けてあります。
内装などトイレ増築部本体に中途半端な予算を掛けるよりも
避難条件を優先にしたプランです。
そして二階にもトイレが有った方が絶対便利の希望実現です。
屋根はブサイクですが波板の二重構造としました。
軒先用の雨トイは上屋根が飛んで無くならない限り
雨は当たらないので不要です。
サイディングの外壁を張る前の透湿シート張りですが
・・パンッ、パンッに膨らんでいます!
これは間柱寸法より断熱マットが厚い為に膨れて、
みっともない状態です。
薄物の断熱マットを使いたいですが仕入れ値は・・
薄いのに100㎜よりも高価!。
断熱材が入手困難で何ヶ月も入荷待ちの頃だった為に
厚過ぎる物を無理に使用。
外壁のサイディング板で押え付け仕上するまでの我慢です。
これで一応2階トイレ簡易仕様の躯体部分が
箱物として形が出来ました。
次に続く。