内部仕上例
厨房内の作業台の製作もローコストで工夫した組み方の一例。 やや大きめで安定した構造のテーブル。 間柱材など105×30や60×30サイズの汎用部材を使用して ホソ付け仕様では無くビス止めばかり。 脚は105×30をL型に組み角は大きく面取り。 L型に組むのが揺…
厨房との間仕切りには調理台など簡易仕様で取付。 店舗側との間仕切り位置が約90cmズレたような窓の中間付近に設置。 これもほぼ想定済みの配置。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 天井の吹き抜け納まりによる空間造りが上手くマッチした仕上…
引き違い窓、木製建具の後はフラッシュドアも自作。 やはり粗い創りの狙いでしたが・・ 結果的には、ややノーマルになります。 表は内壁面と伴材のヒノキ羽目板。 裏はビニールクロス張り。 建具巾を開口部イッパイに切り込むと自由チョウバン金具の ヒンジ…
間仕切りの窓建具は、あえてダサいと思われるかも知れない シンプルな仕上狙いで粗作りを開始。 建具屋さんに外注するのが小綺麗で無難ですが コスト条件と制作経験の為に自作。 建築大工と指し物大工では緻密さなど諸々の違いが有ります。 だからと言って建…
店舗内で間仕切り前の厨房内は御客様が自前の機器や 備品を着々と準備します。 長年の夢が現実になる手前です。 さぞかしワクワクされた頃だと思います。 物を配置しながら最終的な間仕切り位置など詳細を決断。 この辺りの室内レイアウトなどは最初から平面…
土間モルタル下地の後は長尺シート張り仕上。 石目模様の店舗用CFシートで普通ランクの仕様。 切り合せの場合は継ぎ手の方向が長手過ぎると ガラ合せのズレが大きくなります。 床の形状が細長なら短辺方向で切り継ぎが無難。 但し柄模様の通りラインは床の形…
内壁の化粧ボードなどは張る順番と方向などで 作業の優位さには多少の相違があります。 例えば、こんな変形納まりは、向かって左側が 巾落し後の削り合せが必要。 張り仕舞いの場面で向かって左側への方向性で 左の削り合わせは左利きの人が有利。 化粧ボー…
内壁の化粧ボードも多種多様有り。 素材が軟質系と硬質系で大きく異なります。 さらに軟質系でも石膏ボード系とパルプセメント系の二種。 硬質系はスレート系と樹脂系や樹脂とアルミなど複合系の三種。 大きく分けても素材の違いで五種。 後はグレード別や色…
店舗側の内壁を終えたので奥の厨房側内壁仕上げへと続きます。 断熱材は御客様に入れて頂き人件コストの節約型対処です。 化粧ボード仕上げに取り掛かります。 まず既存基礎の残り部分のハツリ解体作業が 必要なので先に終えます。 この程度なら無理やり斫る…
前ページからの続きです。 高さに関する張り仕舞いの到達地点の納まり予定は水平条件の場所のみが重要。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 傾斜天井の勾配部分は高さが曖昧なので成行で納めるしかない所。 下部の見切りは被せ納まりで後付けと…
前ページからの続きです。 羽目板の横張りは本実納まりなので張り始めから 張り仕舞いまで一方通行で淡々と進めます。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 距離が長ければ横の継ぎ手や高さの枚数も多くなり 僅かな合わせ、入れ加減で働き寸法の誤…
前ページからの続きです。 手順前後しながらも内装仕上げの段階になりました。 外壁の断熱材を入れて着々と進展。 この頃は断熱材の厚みは、まだ50mmが主流で 100mm厚さは有っても高価でした。 壁厚さの納まりも無理気味の納まりが多く 厚さは50mmの使…
前ページからの続きです。 内部に着手する前に既存との取り合わせ側の外壁に進みます。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 ここは表から見えにくい狭い通路の外壁なのでVリブ鉄板仕上。 狭い通路での上部は、やりにくい巾ですが、この程度なら…
前ページからの続きです。 天井は二種類となり、ジプトンボード仕上は終えて 今度は吹抜け納まりに着手。 片流れの屋根形状を利用して小屋組を見せる荒いイメージで カントリー風の計画。 特徴は小屋組の昇り梁と方杖と引っ張り応力が目的の 引きボルトの混…
前ページからの続きです。 野プチ組は親、野ブチや捨て野ブチか?吊り野ブチ?と称するのか? 地域によっては解りませんが半間ピッチの約90~100cm程度で 他の交差する野プチは45~50cmピッチ程度で取付。 天井の吊り加減は通常、直線よりも部屋の中間で…
前ページからの続きです。 土間モルタル仕上も完了となり後はダメ仕舞いなど。 水が引いてから表面をコテ押えして完成。 季節と気温によって時間待ちのタイミングが必要。 下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。 時間待ちを利用して各部のダメ…
前ページからの続きです。 この現場も、そろそろラストに近付き、もうすぐ終わります。 間仕切りの内壁材は厚さ8㎜のケイカル板。 なるべく塗装は先行して下塗りをしておきます。 吸い込みが激しいのでシーラーを塗るか?または、 上塗りだけでも最低二回塗…
前ページからの続きです。 ついに仕上となり完了に至る事が出来て御引渡しとなりました。 元、和室だった位置から間仕切り壁と 出入り口が有った所もオープンに。 梁の欠損が有った天井の境も、なんとか納まりました。 和風の押入戸フスマもビニールクロスで…
前ページからの続きです。 和室側の骨組下地が、ほぼ完了なので 間仕切り壁、取残しの仮設は撤去。 問題の梁、欠損部分を抱合せ補強。 本当は背の高さが広い物で下端まで抱かせて補強したい所ですが 諸々の理由でこのサイズ。 台所側の天井高さに合わせて下…
前ページからの続きです。 室内、改造は下地作りでは既存との条件次第で 色々な業種の納まりや工程に関わります。 下図の二枚は編集加工で斜め端がカットされています。 内壁の下地を沈めて部屋の広さを優先にすると古い既存壁内と 下地との空間は、ほとんど…
前ページからの続きです。 解体後は、いよいよ大工工事に進展します。 まずは和室だった部屋の天井と内壁のボード下地を取り付け。 天井は38mm角の野プチ組だけの下地で 簡易型の石膏ボード用の骨組。 壁はドウブチや薄板を壁のチリ寸法に入り込むだけの厚…
和室と台所の間仕切りを撤去して部屋を広くしたいとの御希望で 対処させて頂きました。 途中で、この建物の構造で重大な納まりに遭遇する事になります。 貴重な失敗の素発掘の展開となりますのでお楽しみに。 施工前は六畳間に押入れや床の間やタンス置き場…
前ページからの続きです。 最近の流し台は、ほとんどシステムキッチンが主流となりました。 もちろん単品商品の組合せも多く有ります。 特徴は流し台や調理台、コンロ台の天板が一枚物で ステンレスや人工大理石になっている事。 色合いは正面のキャビネット…
システムキッチンの本体取付では、上部の吊り戸棚を先に進めます。 本来なら右側のレンジフードから先ですが排気管の貫通仕込みが有るので 例外として左から取付。 防火の為なら金属管のスパイラルダクトが妥当ですが先の方なので 樹脂管使用ですが申請や検…
前ページからの続きです。 記事の順番が前後しましたが内壁下地作りの要領を少しアップします。 壁面の正面にはホーローキッチンパネルを張り付けますので下地ドウブチの位置は 下地板材の継ぎ手位置や上下の住設機器取付に関して必要なバック下地が必要です…
前ページからの続きです。 原因調査の為に剥がした天井板を補修する前には 残った古い釘を抜く必要が有ります。 そんな時はバールよりはテコ使いの出来る腰高ニッパーが便利。 下図は編集加工で斜め端がカットされています。 木目の良く似た目透かし天井板を…
前ページからの続きです。 窓枠は既存のサッシに合わせて上手く納まりました。 水の切れを良くして防水性は怠らず施工する必要があります。 出入り口は既製品の納まりに合わせて化粧枠やガクブチなどを 取り付けて間仕切り壁の取り合わせは完了。 タカラ製品…
前ページからの続きです。 解体の後は排水配管の位置変え。 ユニットバスの排水接続は、ほとんどのメーカーが 入り口の反対側の隅付近に既存から接続して立ち上げて、 いれば納まる事になっていました。 近年では隅ではなく所定の排水接続位置が製品ごとに …
前ページからの続きです。 浴室の解体に着手します。 既存の内壁タイルや天井はユニットバスの施工寸法に障害が無ければ なるべく温存し解体を省略しコスト節約や既存構造物の強度維持を 優先にする場合も有ります。 この現場では規格サイズを入れる為にはタ…
浴室の修理と脱衣、洗面の改装事例です。 今回の浴室修理は既存浴槽を解体撤去して ユニットバスに入れ替えのプランです。 このようなプランは誰しも考えますが業者に依頼する事が大半で 自力でやってみたいと思っても無理だと思いがちです。 ※余談ですが し…