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増改築5-7(内壁02)

前ページからの続きです。


羽目板の横張りは本実納まりなので張り始めから

張り仕舞いまで一方通行で淡々と進めます。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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距離が長ければ横の継ぎ手や高さの枚数も多くなり

僅かな合わせ、入れ加減で働き寸法の誤差が生じやすい。

目地の締め加減、甘さによる隙加減で積み重ね段数が

多くなると先端ラインが変化しやすい。

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 床の縁甲板を張る時でも同じで枚数が多くなると

少しの手加減で延び代が大きく変わります。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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約1mほど毎に水平レベルの修正ラインを糸張りや

墨打ちなどで、その都度で調整するのが無難。

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張り始めの時から張り仕舞の到達地点で働き寸法による半端サイズが
どの程度になるか?は最初から把握しておく必要が有ります。

最後の見切り、廻り縁付近で1cm以内の細い半端材が見えると、とても見苦しく
ラインも狂っていると巾違いなどが目立つので板の働き寸法と

半端材の見え掛かりでの予定寸法での大きな想定ミスには注意。

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途中の水平レベル修正ラインの墨打ちを見ながら
低過ぎる所は目地を緩め、延び過ぎの付近は締め付けを強く、
入り代の手加減をする程度では修正が困難の場合は

巾の削り加工で修正をしつつ進展すれば先端ラインの歪みは

解消されて張り仕舞いの到達地点の納まり予定は実現します。

次に続く。