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増改築5-7(内壁01)

前ページからの続きです。

 

手順前後しながらも内装仕上げの段階になりました。

 

外壁の断熱材を入れて着々と進展。

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この頃は断熱材の厚みは、まだ50mmが主流で

100mm厚さは有っても高価でした。

壁厚さの納まりも無理気味の納まりが多く

厚さは50mmの使用率が多い頃でした。
 

ハウスメーカーは100mmが常識で機密断熱を売りにして

在来工法とは差別化していました。

しかし申請が伴う本格的な条件では100mm断熱材仕様が

すでに標準化していた頃で現場感覚や必要認識が遅れていました。
 

申請に至らない小規模施工現場に常時、関わる者は

時代の流れに遅れが生じます。

特に自営の場合は自分流が主体で他者のペースは受け入れ難く

5~10年の時代遅れの差は有るかも知れません。

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最初に先行した天井裏にも忘れずに断熱材を入れて進展。

内壁の仕上材は店舗側が節付き桧の羽目板を横張り。

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当時の古い脚立や時代遅れの電動工具が過去の画像には

頻繁に記録されています。・・なつかしい。(^_^;)

 

見切り材は先付けと後付けの混合で納まりは臨機応変にします。

 

納まりの結果次第では先に見切り材を小穴シャクリや

半被せのつもりで加工してから先に取り付けても仕上げ材が、

わずかに届かず、入り代が無ければ隙いて見える時が有ります。

 

そんな場合は突き付けなら、粗が見えず助かる場合が有ります。

 

但し逆に失敗になる事も有りますし溝に差込みの、つもりでも

巾が狭いやL型やコ型、□型などは理論的に困難で

入れ戻しなどしても後からは入らない事もあります。

 

そんな場合は突き付けや半被せまたは溝に先入れ組み込みしてから

化粧縁などを無理やり取り付ける場合も有ります。

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無垢の節有り桧板は味が有り、人間にとっては癒される天然素材です。

当時は羽目板も販売価格が安くなりかけて普及しかけた頃でした。

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やはり木表を見え掛かりにした仕上材は節が有っても

木裏を無理やり見せる仕上げよりは納得できます。

張る時は色や木の目を偏らさずにバランス良く配置するのが重要。
 

仕入れ時期が同じで出どころが違わなければロットの違いも、

あまり相違は無いですが必要数の違いで足らずを後で追加する場合は

風合いの違いが生じる可能性が有りますので注意。

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下部のやり易い位置からスタートで上に向けて張り方を進めます。

次に続く。