前ページからの続きです。
天井は二種類となり、ジプトンボード仕上は終えて
今度は吹抜け納まりに着手。
片流れの屋根形状を利用して小屋組を見せる荒いイメージで
カントリー風の計画。
特徴は小屋組の昇り梁と方杖と引っ張り応力が目的の
引きボルトの混合納まり。
普通は引きボルト部分の下弦材には木材を仕込むのが一般的。
どちらかと言えば太い断面木材を使用し重量感と安定感を見せたい所。
しかしトラス構造の下弦材は引っ張り応力で細くても可能。
上弦材は圧縮応力で太さが必要。
和小屋の組み方イメージとは真逆になります。
そこで前から試してみたかった下弦材に引きボルトを使用する構造。
化粧になるのでステンレス巻パイプを被せてカバー仕上。
吹きぬけは屋根裏の母屋やタルキは見えなくする予定。
天井下地は野プチとドウブチ材で軒裏天井用の化粧合板を
仮止め釘で接着貼り。
この段階で天井裏断熱材は先に入れて置く必要があります。
屋根裏と天井が直、下地なので後から入れる事は不可能。
軒裏天井用の木目風、化粧合板は少し厚めでプリント仕上ですが
外部用の為、オーバーレイのプリントですが内壁用よりは
重厚で突き板柄、しかも安価で目地は無しの突き付け仕上。
目線から遠い為に巾の突き付けも、まったく目立たずスッキリイメージ。
縦長さの突き付けは無しです。
梁のスパンが六尺の天井材規格サイズ以内にしてあるので
縦長さの突き付け目地は予定通り無しで仕上り。
これで天井の先行着手は終わりで
次に続く。