前ページからの続きです。
ユニットバスの出入り口を兼ねた隣は脱衣場と洗濯場。
現在は木工事で下地作りの段階で後半に入りました。
床は合板下地にCFシートですでに仕上済みで
施工途中なので養生ベニヤを敷いています。
内壁は厚さ12㎜のPB板と合板の併用張り下地。
棚とかオプションで何か機器が壁面に取り付く部分や
強度が必要な場合は合板下地にします。
手間を掛けられる予算の場合はPB板の裏に
木系の下地を入れておき二重にします。
近年では心材が合板で表面はPB板貼りの二重一体構造の
壁面下地材が販売されています。
単価が高く大きな切り欠き加工が多い納まりでは
切り落ち廃棄処分の割合が多いと不経済です。
切り欠き加工が多い納まりでは同じ二重張りなら単体材別に
一層、二層の別々に継ぎはぎの方が切り落ち材の半端も
大きい物は更に再利用し廃棄物も減らしながらなら
使用材の大幅節約が可能です。
PB板と合板の一層並びでの併用張りは表面仕上のクロス材が
薄い物によっては異種素材の表面違いや異質色の影響を受けて
違和感が表面に現れる場合がありますので注意。
浴室入口側は片引き戸の仕様なので片開き一枚ドアや
中折れドアに比べれば機能的には開閉時の
後退スペースが必要なく使いやすいです。
難を言えば引き込み代の下枠には
常に湿気が残るのですが仕方がないです。
仕上りは、こんな感じとなりました。
正面上部の吊り戸棚は台所の勝手口を移変した時に
生かし取り撤去した物の再利用です。
当然、最初からこの場所に再利目的だったので現物サイズと
内壁仕上後の内間サイズは十分に確認しておき、
後でスンナリ入るようにしておく必要があります。
洗濯機の上部には吊り下げ仕様の水気に強い
メラミン仕上の棚板を取付。
左側の取り付き部分は片引き戸の引き込み代で
空間が必要の為に突き付けや乗せ掛けは不可能。
取付、固定方法には少し工夫が必要でした。
シンプルに見せる為に細いステンレスパイプで吊下げ用の
寸切りボルトを化粧カバーしています。
浴室付近はこれで終わり次はトイレの仕上に移ります。