賃貸コーポーのメンテナンスで浴室入口下枠の補修です。
古いユニットバスの入口で幅広の木枠で何度塗装しても
湿気を被る部分なので普通の塗装では長持ちせずに
耐水性の強い塗装にしても下地の木が脆くなっているので
硬い塗膜は薄い氷のようにパリバリになり割れ安く剥がれます。
木材下枠の生地が腐食しかけているので塗装だけでは無理なので
ステンレスを被せて改良します。
この程度でしたら市販の厚さ0.3㎜×900×450程度の素材を
手曲げ加工で十分可能。
折り曲げは真っ直ぐで角が安定している当て木で挟み押さえ
歪まないような曲げ加工をします。
もちろん要領や手順などが必要ですが不可能では有りません。
何度が試すと自ずと体感出来ます。
シリコンなどで接着可能ですので両面テープの仮押さえでも大丈夫です。
どうしても浮き上がる場合は最低限で一部化粧のステンレス釘打ちでも
良いですが歪みむので見た目が悪くなりますので接着して突っ張りや
重し置きなどで仮止めが無難です。
これで、かなり長持ちします。
滑りやすいので小さな子供さんなどは直接上に上がると
危険ですから心配の場合は滑り止めのラバーなどを表面に
両面テープなどで接着するのが安全です。
0.3㎜のステンレスなので幅広の表面は、このように歪が出ます。
気になる場合は0.35~0.4㎜の厚みにすれば、もっと綺麗ですが
手曲げは困難となり
機械曲げか板金屋さんに外注するのが無難となります。
予算次第では、このようなテカテカの艶出しよりも艶無しの
ヘアーラインも綺麗でしょう。
以上で簡単ですが終わりです。
機会が有ればトライしてみて下さい。