内障子が開閉出来ないとの事で建付け直しをします。
普通は真ん中、当たりで動かなく、なってしまうトラブルが多いです。
建付け直しには切断したり削る順番が有ります。
まずは動かない建具を端の方に寄せれば柱側の高さは元の状態で外れやすいはず。
真ん中寄りで高さが詰んでいるのでジャッキアップなどして外します。
外し方だけでも多種多様なので色々なパターンやノウハウは又の機会にアップします。
わりと簡単に外れる事も多いです。
外れたら高さを詰めますが上なのか下なのか?とても重要です。
まずは先に敷居の上に建具を置き鴨居の溝にはツノを入れずに閉めた状態の位置で建付け確認します。
柱との付きがオッケーになるまで下の右か左か?必要な方で削り直し建て付け合わせをします。
それから長過ぎるなら高さを上で切断します。
作業は横置きの立てかけ状態が、加工し易いです。
下には切断クズがかなり出ますので作業シートで養生します。
まずは切断する順番は横切りがやり易いと思います。
あごの部分を切断し、ツノも切断します。あごとツノは五分(約15㎜)が定番です。
あごの切断、決定位置からツノが最初から15㎜無ければ切ってはダメです。
15㎜が定番の理由はカモイの溝深さが15㎜なので、お決まりとなります。
横切りが終えたら縦挽きで加工します。
この後にシャクリカンナで削り合わせします。
手ノコで切断の後はシャクリや平カンナで綺麗に削り直しとなります。
ツノの厚みは削り過ぎると建具同志が接触してしまいますの注意。
シャクリかんなは多種多様ですが五徳カンナは左右の勝手に対応可能で、とても便利です。
建具のカンナ削りも色々なノウハウが有り、それだけでも何ページも記事が作れます。
又の機会にアップできればと思いますので今回は割愛します。
このようなアナログ作業は、まだまだ今後も必要とされる事でしょう。