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浴室解体に伴う設備工事の給水配管を移変です。
既存配管はVP16です。
これをHI16パイプに改善して移設します。
接続時の要点は接続不良にならないように
管内の水を早く切らせ乾燥状態にしてから接着します。
かならず
奥の水栓を開けて空気を入れ既存配管内の溜まり水を抜く
必要があります。
それをしないと接着時に溜まり水が流れ動き接着剤に
水が触れると接着不良の大失敗となります。
接着の速さと後の時間待ちも勝負所
でもあり大事な場面です。
接着後しばらく放置し管内の通気を図り接着溶剤の
換気乾燥のため空気抜き状態で時間待ちが必要。
閉栓したまま通気不十分や
直ぐに通水開始すると接着不良となります。
水圧が、かかり後で配管がスッポ抜けしたり
接着不良などで水漏れ、、したりします。
埋め戻しする前に濾水がすぐに解れば手直し出来ますが、
土を埋め込んで暫くしてから土中で漏れ続けると
発見が遅れると大変な事になります。
こんな給水管を移変で簡易対処の場合は解体作業の
絡みがある時に何事もなく無事にハツリ作業が完了すれば
後で実施する事が出来ますが順調に行く事ばかりではなく
途中で配管を誤って破損させてしまう事もあります。
又はハツリ作業に差し障りがが有る場合は最初から
生きている水道のバルブを閉めて邪魔な配管を先に遮断して
ハツリ作業を進めた方が全体の工程がスムーズな時も多くあります。
その場合はハツリながら無造作に壊してしまうと色々な破片が
配管の中に入ってしまい後で繋ぎ直しした時にたくさんの異物が
配管の中に残ると水道使用の時に異物詰まりで
給湯器やトイレの水洗器具などが故障し大変な事になります。
雑な配管の切断はしないように異物混入の回避策などは
とても重要です。
配管対策を後からか?最初からか?又は途中の緊急策でも
絶えず絡んで来そうな事です。
一連の基本パターンをマスターしておけば
いつでも使える価値あるレパートリーになります。
この現場例では後からの対処で
歩掛りは約一時間程度で終えました。
施工内容は配管が地表近くなのでやり易い条件でしたが
当然、うまく行くばかりとは限りません。
色々な失敗例を行き当たりバッタリの運任せで実体験して
様々な損害を精神的な落胆や金銭的や時間的損失などを
当然の掟のように現実に味わうか?
他者の体験、情報例を我が身にリアルな印象付けをして
実害を被らずに疑似体験を先に習得する方がベストです。