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ブロック積みの腰廻りは大ハンマーと言う重い道具で
叩き壊せば簡単に離れる事が多いです。
施工時間は壁面積の数量に比例しますが壁厚や
有筋近辺か無筋によっても異なります。
通常のブロックは10㎝厚が使用頻度としては多いです。
解体工事の見積り、積算では面積や容積など、
いずれかの換算方法を用いますが
すべてに通用するとは言えず綿密に積算しようとすれば困難です。
大雑把に推測したり何人で・・半日か?一日か?など、
どんぶり勘定でも的中する時は有ります。
重機により根こそぎ解体なら大きな、くくりとして
全体を捉えれば良いですが、既存の土間を生かし残しや
地盤を粗掘りせず埋込部分は残す程度の部分的なハツリなら
思ったよりコストが必要な事が多く有ります。
解体後の目的によっては
切断切り離し処置が必要な場合が有ります。
このような程度になるまでに約0.25人歩です。
ここからは作業内容の要領が少し変わります。
土間との境目付近でハンマードリルで捨て穴を開けて
分離しやすく、しておきます。
この作業が必要な場合はかなり手間が掛かりますので
特殊工程として歩掛り換算の見積り加算が必要です。
所要時間は・・約15分~30分/mが妥当です。
しかし開けるピッチと深さにより、かなり増減します。
基礎厚の半分以上の深さで3~4㎝ピッチの間隔で
空けておけば後のハツリ作業は容易になります。
ハツリガラや残土は解体、分解前の容積より空隙を挟み、
かさむ為に約6割増しの量となります。
当然廃棄処分の数量は1.6倍の見積りが必要です。
積込みや最終処分への持込手間や
搬送経費・最終処分実費などは別途換算が必要です。
その他あらゆる条件によってこの限りではありません。
しかし様々な詳細条件を捉え別々に相応しい
歩掛かりデーターで換算すれば見積りは可能です。
一度でも体験した作業内容で後日、反復しそうな事柄は
実例データーを保存しておくと後に利用可能です。
そのような過去データーは色々とメモ形式で
仮保存してますので機会が有れば実用化の予定です。