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排水配管(汚水配管の増設2)

前ページからの続きです。

 

いよいよ既存トイレ汚水配管への接続へと進みます。

床下に潜り込み作業できるか否か?が大問題です。

この現場は事前調査の結果、作業スペースがあるので

床下接続を選択しました。

床下が残土などで埋め戻しや別な配管や基礎の閉鎖など

作業が困難の場合は外回りに迂回するの配管になり、

かなりの無駄長さが必要となります。

 

状況によれば計画そのものが障害物や諸々の理由で

実施できない事も有ります。

トイレ床下の既存配管は、このようになっています。

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希に後から改造した水洗トイレの床下は不用な設備の配管や

解体廃材などが残っていたり容易に撤去できない残存物で

簡単には接続できない場合がありますので

状況は大きく異なります。

やはり最初の正確な現場調査が重要です。

既存配管との接続は差し込み代や逃げ代が不十分で、

やりとりソケットなどの中間継ぎ専用材が色々ありますが、

実際の現場では、ほとんどが継ぎ手長さを最短にしても、

それらさえ使用する、ゆとりが無く
施工困難となる場合があります。

この現場では既存便器を外し既存トイレ内から

縦管を入れ直す手順にしました。

まずは既存便器を外しフランジが浮くように

固定ビスを外しておきます。

この場合は便器本体とロータンクは容易にずらせるなら

無理に外す必要はありません。

ヘタに外すと密結パッキンなど接続部品が劣化していれば

無用な取替えが生じます。

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既存の配管とフランジも接着部分は外す必要も無く

縦管の差し込みが容易に出来る

上下の逃げ代が有れば良いだけです。

接続時のミスを想定すれば

フランジも新品の取替え部材を用意しておいた方が無難です。

作業上の納まりや作業途中には汚物の付着で

嫌悪感が生じる場合は既存配管は再利用せずに
新規に変更します。

次は汚水管接続の本番へと進みます。