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折り戸をあらかた組立た後は躯体へ取付を進めます。
ここで一度、枠は仮に取り付けますが折れ戸の本体側は
仮組のまま仮付けして開閉状態などを
確認しながら既存内壁の化粧合板と建具側の関係で
目地位置の高さが重要なので印をします。
したがって建具側の下部、仕上化粧パネルは入れずに
仮組で仮合せとなります。
横目地がある仕上げ材はその高さラインが合わなければ
決め所で失敗します。
生かし取りした既存の化粧合板を目地位置合わせをして
継ぎ手位置も考慮し入れ込みます。
完成はこんな感じになりました。
化粧合板は継ぎ手のコバを接着して繋ぎ、裏側の荒れ面は
パテ処理などをしてから内壁仕上材のビニールクロスの
友柄を張り、下のような感じとなります。
ここで問題は規格品折り戸専用の樹脂パネルの
厚みが3㎜だったのに対して既存の化粧合板と
クロス材の厚みを含めて約5.5㎜ほどになります。
よって規格品用のパネル押えの
後付けビートが大き過ぎて入らない
ので薄く剥ぎ落しました。
当然、噛み込みの挟まれ固定機能がなくなったので
樹脂用接着剤で固定する必要があります。
トイレ内部の扉、内側の完成はこんな感じになりました。
規格部品のビート材の剥ぎ落しが上手く行かず、
この納まりで決まらなければ
シリコンコーキングでシーリング仕上に変更して下さい。
浴室用中折れ戸をトイレに使用したので相当、
無理が有るかと思いましたが、この程度なら許容範囲でした。
簡易仕上げの内容なので、ここでは
ギリギリ、セーフでしたが・・何処でもは通用しないです。(^_^;)
次に続く。