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トイレ増築8(二枚折り戸の改造と組立01)

前ページからの続きです。


今回のトイレ増築で出入り口に使用したのは

アルミ製二枚折り戸です。

それも・・

本来は浴室用中折れドアなのでトイレには、

ほとんど使用しません。

階段の踊り場に接する入口なので外開きは階段使用者に

衝突、転落が危険なのとトイレ室内スペースが狭く

片引き仕様にも、しにくいので内開きの二枚折り戸にしました。

 

理気味にトイレ室内側で二枚建ての片引きに

できない事もないですが・・却下。

総合判断では既製品の浴室用中折れドアが妥当

との判断になりました。

 

それでも二枚折り戸の表面仕上は木製にしたい所ですが

浴室用特有の機能的な容易さとトイレ室内の天窓から取り込んだ

上部の採光を暗くなる階段踊り場に通過させる為などです。

折り戸の腰パネル部分は既存の内壁化粧合板を解体時に

生かし取りしてあったので共柄合せで再利用し既存内壁仕上と

違和感の無いように合わせ目的で改造しました。

折り戸の樹脂製、腰パネルが不用になるので、

それを天窓の採光パネルに流用します。

アクリル樹脂でカスミ柄なので天窓仕上にはベストな素材です。

別に仕入れる必要も無く不用材の流用なのでとても節約です。

その、つもりで天窓サイズは不要素材の規格寸法を

調べた後で流用してあります。

浴室用中折れドアの発注は組立済みの完成品で注文するのと
バラバラ状態で価格の安いノックダウン部材で

注文、調達の2択となります。

今回は改造の目的があるのでバラバラ状態の

ノックダウン部材で準備しました。

しかし一から組立は非常に面倒で

完成品の方が価格差よりも時間的なコストでは得です。

完成品を必要な部分だけバラシ改造するのが早くて楽です。

 

但し、完成品を一部だけでも解体し改造するのは

バラシ方の手順、要領を得ていなければ困難です。

 

バラシたり組み直した経験が有って組立手順を多少知っていたり
構造や組立に興味が有ればノックダウン取扱いも面白いです。

特に下部のガラリ部分が二枚組になっており

差し込み要領が必要です。

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そしてヒンジや固定ピース、中央縦框キャップなど

樹脂部品の向きや取付順番が慣れない場合は、とても複雑です。

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そして二枚折り戸本体の組合せ接合も要領が必要です。

過去に組立経験が有っても年月が経ち過ぎると大切な要点は

忘れ去り手間は掛かります。

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パネルと枠の組み込み順番も工夫が必要でパネル押えの

後付けビートも要領の良し悪しが問われます。

部品の構成内容や開閉機能の仕組みを知るのは面白さがありますし

別現場でのメンテナンス時には一部バラシや消耗部品の

取替対処は頻繁に遭遇します。

 

そんな時には分解、組立の経験はとても役に立ちます。

時にはコスト問題は別にしても後で活きる事が色々有ります。

 

元を賭ける!・・元(手間)を惜しんではならない!

・・と、言ったところでしょうか?

 

次に続く。