前ページからの続きです。
さらに大切な妄想確認は続きます。
施工前のトイレは和洋兼用型で壁は土壁作りに
床と腰はタイル仕上です。
真壁(土壁)仕様なのでヘタに土壁片面の表層だけでも解体すると
施工に関係ない裏側に別の部屋があり、この真壁(土壁)を
兼用で使用していたら裏面仕上が解体の影響を受け大きく痛み
余計な補修へと及ぶ事があります。
トイレ内の巾が特別狭くならないならば
土壁は温存したまま仕上をする方が無難となります。
便器類や配管は、すべて解体撤去の予定。
窓のサッシは取り替えて年数が短いので、そのまま温存します。
内壁は柱面から中へ薄いドウブチ材を沈めて
土壁を大きく削り取らないように下地作り。
9~12㎜厚の下地ボードを柱面に直張りして
クロス仕上の予定です。
床と腰壁の仕上は御客様の好みで水洗い掃除を、したい為に
タイル仕上になる予定。
既存の床はタイルですが浴室の埋め戻しタイル床とは違い
木造下地なので解体は簡単です。
床のタイルを叩いてみれば埋め戻しか?木造下地か?は、
空隙音の違いでほとんど判別できます。
トイレ入り口のドアはまだ新しくて再利用を御希望なので
開き勝手だけは左右を組み替えて再利用。
このタイプの中折れドア開き勝手の改造は四隅ヒンジの
分解手順と差し込み方向の要領さえ解れば簡単ですが
駆動部分の消耗限界次第で困難の場合や部品交換も必要。
洗面窓のサッシは、まだ新しいので活かし取りして
再び蘇ります。
次はいよいよ施工に進みます。