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増築部分の建込は簡単ですが既存部分には補強と
改良を施しながらの組立が必要。
一部分は古い柱を抜きながら弱い梁や別な柱を補強しながら
構造部材の改造をします。
建込み時には屋根仕舞いも野地板張りに至り
雨水塞ぎの養生が出来る程度までを優先に進めます。
躯体作りの外回りと同時に内部の配管も全体の流れに
支障が無い程度で土に埋め込む部分は不要な配管を
撤去しながら新設や改造配管を切り替えしながら進行。
浴室と洗面やトイレ付近は慎重に全体の仕上位置も決定した上で
水栓口の位置なども決めます。
各種仕上げ予定の住設機器など納まりに基づき正確な
各種配線、配管の施工が必要で重要な工程。
とりあえずの行き当たりバッタリ施工では
偶然上手く行くより失敗の確率が高くなります。
この段階が色々と注意が必要な場面で
施工監理の役割が成否を左右する大切な時期です。
被覆銅管とHIやVPなどを使用した配管が終わり
水圧テストで濾水無しを確認してからユニットバス用の
ベタコンクリート基礎を打設します。
このベタ基礎の打設工事時には少し工夫をする場合が有ります。
もし後で浴室設備に濾水事故があれば外部に排水出来る
僅かな勾配をつけておき、基礎にも小さな水吐け穴も開けて置けば
時々濾水していないか否か?を確かめる事ができます。
次は外回りに移ります。