古いマンションの床鳴りや床板の
タワミ修理事例です。
この現場では状況判断の結果、重ね張りをしますが、
まずは床鳴りを解決してからでないと
重ね張りした後からは床鳴りの補修はできません。
床鳴り部分を特定してからネダの浮きが原因らしいなら
床上から直接ビス止めすれば良いのですが・・
床下の状況を確かめず
直接、釘打ちやビス止めの床鳴り補修は、とても危険です。
マンションの床下は空間が狭く各種配管、配線が接近しており
補修ビスや釘などが貫通し大きなトラブルとなるからです。
まずは特定の場所を丸のこで深く刃を出し過ぎないように
慎重に切り抜きます。
刃の出は12~15㎜の床板厚さの深さしか出しません。
余計な深さで刃を出して配管、配線を切断しない為です。
切り抜きした部分に配管が無いか?
確かめてから浮いている釘止め部分をビス止めして
まずは床鳴り原因を解決します。
当時は古くさいインパクトドライバーを使っています。
昔は頻繁に使っていた日立の12vです。
とても使いやすく好きでしたが偶にパワー不足で
ビスが入りきらない事もしばしば。
今は14vや18vへ。さらに30v以上の話も・・
しかし今でも12vや14vで十分な時が有ります。
配管が有った場合はこんな感じです。
よく見ると給湯配管の銅パイプの姿が見えます。
断熱カバーが少しズレて開いていますので、
そこからの熱でその付近が温められたり冷めたり
冬場の低い気温なら湯気で結露して水湿りします。
どす黒く変色した跡がハッキリ見られます。
この状態が激しいと水漏れしていないのに腐食したり
カビたりしそうなのが解ります。
隠れていた色々な危険な状態が目に入ると
・・ゾッとします。
次は重ね張りに続く。