前ページからの続きです。
モルタル外壁を剥がしラス地板も撤去すると、
こんな感じになります。
色々な障害物の可能性は十分に有りましたが・・
幸い、この壁面には筋違い材は入っていませんでした。
もし入っていても他の壁面で補える建物だったので
大きな影響は無く、切断する予定でした。
筋違い材が入っていれば撤去の影響は少ないと
確信していても構造材を切断するのは嫌なもの。
開けてみて・・最初から入って無ければ、なおさら安心です。
外壁の切断に関して庇付近は色々な絡みで困難が付きまといます。
モルタル壁の切断はもとより、木下地などの撤去は
必要度合いを判断しながら色々な配慮が必要です。
生かし残り状態、如何で後に多大な影響を及ぼしますので
余計な所を痛めないのはもちろんです。
読みの浅い不十分な対処残しが有れば最初の頃に
やっておけば簡単な事が後ではムダな労力や
余計な工夫が必要にもなり得ますし場合によっては
対処不可能になる事も有ります。
外壁内の断熱材も開口する為に一時は撤去しますが
改めて露出する壁面などへ再利用するので廃棄処分はしません。
むしろ量的に不足なので追加補充が必要となります。
間柱も切断、撤去しますが上の切断位置は新規に
室内、空間となる上部の天井や内法枠などの
納まりによって切断位置の決め所があります。
やはり切り過ぎは長さ不足となり、切り残し過ぎは
二度手間となり、ベストな切断の位置を推測し
納まりの工夫や判断を持って決定し
後で上手く合致したら・・の賭けが面白い所です。
もちろん全問正解とは行きませんがその時
それぞれの条件次第で変化する及第点範囲を目指します。
この辺りで中断し翌日への持ち越しとなり養生シートや
合板などで仮設を施し一区切り。
次に続く。