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モルタル土手の下地作りが終えたら二~三日養生期間を置き
型枠を外し再び溜まったゴミの掃除。
防水ゴムシートを施工する前には専用のフェルトを敷き詰めます。
なければ安物のカーペット下地でも可。
目的は防水ゴムシートをモルタルや石に直接、敷くと
水圧や物が触れた時にゴムシートが破れやすいので
クッションなど保護の為に必要です。
この辺りは建物屋上のシート防水の工程と、ほとんど変わりません。
材質はカーペット材のフェルト材とまったく同じ物で
デコボコがなるべく少なくなるように押さえ張り。
それを敷き詰めてからゴム防水シートを敷き込み
大きな風呂敷を広げるようにか?
お花見で場所取りのブルーシートを
凸凹にそって張り広げる感じです。
形は変形していますのでピッタリ張り付くことはなく、
たわんだり、ダブったりしての防水層です。
商品名グローベンは池のサイズに応じた規格サイズで
手配調達する必要が有ります。
大き過ぎるのは周辺の端だけ切ったり
中では折り重ねで問題無いですが
小さ過ぎて寸法足らずになったり接着継ぎは
水漏れになりやすいので避けたいところです。
タワミや重ね折りの要領は水圧が掛かった時に無理のない
織り込み方や伸縮方向に配慮が必要。
防水シートの素材感覚は自転車のタイヤの中にある
チューブゴムを切り開いた質感とほぼ同じです。
タワミや無駄な折り曲げ重ねが無いようにワザと切断し
継ぎ合せ直しするのは別な手間かけとなります。
この現場では予算の関係で切断合わせではない重ね膨れ
タワミが有っても良い袋状の包み込みの簡易仕様です。
次に続く。