前ページからの続きです。
同じ現場での追加工事です。
とにかく御客様は想像力がとても豊かで興味深い方。
色々な構想を御聞きしていると、その実現の為に
支援をしたいと思う気持ちが増します。
波板屋根の大型庇(木造テラス)取り付け事例。
二階部分に簡単でローコストの木造波板屋根を
御希望で取付開始。
極端な納まりはコーナー型でしかもコーナ柱を省き跳ね出しの
オープンスペースを作る特別仕様がご希望。
屋根組のコーナー部分は隅木が必要で、
どの程度持ちだし距離が可能か?興味の有る所。
木造の骨組は、なぜか味が有り
施工が面白いのです。
極端な跳ね出しの桁と隅木付近の屋根組。
構造計算をして創るほど厳密な事ではなく
材料の規格サイズと見た目と仕口の工夫による創りです。
積雪荷重や特別な強風では壊れる可能性が有る事を
御客様には承諾して頂き着手した物です。
強風時のアオリ止めにはロープや鎖で
臨時の引っ張り補強などを想定・提案しています。
積雪時には臨時の突っ張り柱の補強で対処は出来るとの事で
無理気味なオープン仕様の希望実現で着手。
片方の屋根を受ける柱も直建ては邪魔になるらしいので
門構えの梁で受ける極端なオープーン仕様。
屋根の端は普通の納まりで標準仕様。
長手の桁行き方向は普通の標準納まり。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
波板はポリカーボネートのステン笠釘打ちで、この辺は標準です。
とにかく、コーナー付近が特別なオープン跳ね出し仕様で
特殊な納まり。
次に続く。