住いジャンルでのモノ、事 創りで楽しむ❕

用具・材料・や各種基本の対処策、準備からリアルで変化する実務行動や現場での支援策の提供を御試し、御利用下さい!

増改築4−2(極端な条件での超簡易増築)

前ページからの続きです。


この画像は施工途中の前半頃の状態で後から壊す予定の

古いプレハブが見えます。

しばらくは残す予定の古いプレハブ小屋を解体する前に

手順前後を承知で外壁を先に作り囲います。
簡易増築06.png
下の画像は↓包み隠した外壁の状態です。
簡易増築07.png
ほとんど中身は隠れていますが、

やりにくくなっても・・後で撤去となります。
簡易増築08.png
先行すべき所に着手です。

 

解体物の搬出口などが塞がれますが必要な範囲の

外回りを先に進めて中は後廻し。

有る程度年数が経過した後に内部に残されていた

古いプレハブは撤去しても良いとなり解体跡がこんな状態。

 

御客様の自力対処の関連を絡める場合は工期などは、

あせらず・・長い目で見ておくのが得策。

 

御客様の都合でやりたい時に実施。

 

ライフ・ワークペースにムラが有る時はパス!。

 

この自由性が大切。

胴差しの下場には新たな付け足し部材として頭受け材を仕込み
柱や間柱の取付仕口を作りながら補強も兼ねて

建物構造の補強アップをします。

後から窓など開口部になる部分は抱合せ補強材が必要となります。

筋違い材は木材が入る部分は出来るだけ標準で入れ込み
困難な所はM12の寸切りボルトの長尺材を使用して

ブレス仕様の引っ張り応力期待で取付。

 

この時はスチールフラットバーの厚さ3㎜~×巾38㎜~の

ベルト状の平板をベタ付けして上下を固定も可。

 

近年の耐震策では大げさな工事で大金を掛けなくても

簡単で応力が期待できる策は色々と有ります。

窓のサッシも取付てサイディング横張りも同時に張り進め

外廻りの囲いを優先。

こんな特別な作業工程が可能なのも御客様が作ってあった

強固な鉄骨造の躯体が有る為に実現。

それが無ければ構造耐久性では、あてになる

取り付き目標の構造が他に無く簡易構造の増築は無理でした。

窓のサッシも取り付けて外壁周りが終えれば内部に着手します。

二階の床梁にも補強梁を抱かせて安全な納まりに改良。

二階、床下の納まりが甘い所も順次補強を追加しながら

強固にしていきます。

上の画像で正面に見えるのが信頼できる鉄骨の梁で

すべてこの構造材に取り付いています。

 

御客様の自力作です。

 

大きな看板などを手掛ける事に関わるのが本業らしいので

H鋼材関係の絡みは外注して御客様の指示のもとで

支援しながら会心の自力作だったと思われます。
 

外廻りと上部の補強が終えれば安心して床廻りに着手。

床の高さは換気が悪くとも低く納めてほしいとの御要望。

臨時的な仮設仕様で良いとの事でしたが耐久性で問題が有り

・・かなり抵抗しましたが

 

御客様は耐久問題を承知の上で意向が揺らがないので

・・簡易内容で受諾、実施。(善い意味で私の負けです!)たらーっ

おそらく、近い将来は御客様の自力作で土間コンクリートへの

変更になる予定の仮設として仕上。

この後は室内のレイアウト作りなどは御客様自身が

自作を楽しまれる余地を残します。
 

この後は別な展開となり更に外部への木製大型庇の取付へと

御客様の構想は飛躍し納まりも大胆な発想の現実化を目指し

御希望の創作に応える事になります。

 

いわゆる・・断れない・・人間性で素晴らしい所を、お持ちで

その付加価値にこちらが負けてしまうのです。たらーっ

 

単なる製造業務だけの売り買いに関わっているだけではなく、

このような人間関係に関われるところに魅力が有ります。

 

もちろん、すべてが良い結果ばかりではなく逆も有りますが

・・ほぼ大半が結果、良し!です。

次に続く。