賃貸物件での関わりは修理やメンテナンスなど施工が大半ですが
雑務内容の対応は常にあります。
入居者様のモラルに関する事で意図的に発生した事情跡に
お目にかかることも有ります。
例えば、こんな内壁面の陥没キズ。
時々見られる、内壁面の陥没キズ跡。
高さ、位置的にみても・・こぶしの殴り跡99%。
中空の石膏ボード下地なら可弱い人でも裏側に下地桟木が
無い位置なら、この程度は簡単に壊せます。
憂さ晴らししたい時には・・
こんな穴が簡単にあくような空洞部分で良ければ発散して下さい。
うっ憤を晴らせず何処かで大爆発や大事件を起こすようになるよりは
・・ずぅ~と、マシです。
気持ちは解ります! このように、うっ憤を何かにぶつけたい・・
誰にも解ってくれなくても良いけど沸沸・・湧き上がるエネルギー!
そんな時の[破壊]と思われるテーマで芸術作品の発表となるのが破壊!
但し賃貸経営のオーナー様は健全な運営継続上では
採算が合う程度の敷金差引以内で御願いします。
※余談ですが・・
仕事柄このような個性的な湧き上がるエネルギー!の作品や
前衛書道や画家のように恨みつらみなどの表現を書きなぐったような
生々しい作品は部屋の改装前には時々お目にかかります。
作者はだいたい、うまく打ち明けられない多感な頃の
お子様が多いですが大人でも同じかも?。
このような表現を用いて・・なんとか解ってほしいと願う
作者の苦しい思いが今では読み取れます。
又はビリビリと引き裂いたり突き破ったりの
襖、障子作品はお馴染みですね。
皆様方も突き破り製作に参加されましたか?
私も・・何十年も前には・・[破壊]というテーマの陥没系、
芸術作品を創った事が有ります。(^_^;)
もちろん、そんな作品を買ってくれる人は無く。
作品の出店場所によれば後から多額の費用を支払う事になります。
沸沸・・湧き上がるエネルギー!を有効利用しようと思えば
本当の芸術や音楽にも行き場あります。
どうして、もこのように壁面に対してパンチ作品を表したいなら・・
鉄筋コンクリート壁で直にクロス貼りをしている芯が詰まっている
硬い壁面に一度、試してみて下さい。
まったくこのようにはなりません。
逆に自分のこぶしの骨がこのように砕けます。
屈する素材ばかりでは無く時には強く抵抗、反発する素材に出会います。
その点・・私は職業柄どこに芯が有りどの辺が空洞か?は
見た瞬間に、ほぼ判断可能です。・・偶に外れますけど
※本題に戻ります。
現場は退去時の残存物も度が過ぎたほど置き去りにされる事があります。
できるだけ自分で不要物は、きちんと処分して
次の舞台に行って頂きたくのが望ましいです。
しかし長い人生の中で若い頃に限らず事情次第では、
こんな事になりそうな可能性は誰しも有ろうかとも思います。
ほとんど親に買ってもらった物ばかりか?。
自分で働いて買った物なら容易には捨てられないはず。
まるで過去の自分が行った不始末を誰かに補って貰った情景を
思い浮かぶ事も有り対処に当たる時には、そんな気持ちになれば・・
過去に自分が発散した不名誉な作品を後で
自分が成り代わり片づけているような錯覚も有り
このような普通の光景での対処には不思議に苦痛は感じません。(^_^;)