車の運転では、誰しも危険な事が起こりうるのが実感できる事例です。
敷地でバック駐車する時に、なにを勘違いしたのか?
たぶんブレーキとアクセルの踏み間違えだと思いますが
大惨事になったとの事です。
現場を見に行くと・・
思い切りブロック塀が破壊されています。↓
人が通る通路が有るので危ない処でした。
逆から見ても今にも崩れそうな状態。↓
車も、かなりの衝突跡が見れます。↓
唯一の救いは樹木が犠牲になった様子で、
かなりクッションになった模様。
樹木が無ければブロック塀と車の衝撃は、もっと激しいはず。
根こそぎ、樹木が斜めになり、バネのように衝撃を吸収してくれたと思います。
樹木が無ければブロック塀を押し倒し車も裏道に飛び出したかも知れません。
良く見れば二本の樹木が↓助けてくれているのが解りますね。
何気ない植木が身をもって運転手のケガを
精一杯、防いでくれたことになっています。
植木に感謝です。
裏道なので通行人数は少ないですが
ブロック塀が倒れるのは二次災害になりますので撤去します。
しばらくは通行止めになりますが人通りは少ないので助かります。
鉄筋が多少でも入っていたので倒壊せず持ち応えました。
解体は最低限の範囲と古い鉄筋は残し、生かす所は切断しません。
ハツリ方も積む場合の都合を優先にして解体します。
撤去すべき所と置いておく所は積んだ経験が有れば解ります。
解体の仕方で後の手間が大きく異なります。
何とか必要な範囲は撤去出来ました。
一段目のベース付近も破損している所は地盤を掘り
早めにモルタル補修します。
とにかく一段目を積み少しでも次の段を積むまでの
待ち時間に差を付けます。
水糸張りの要領は基本ノウハウとして何種類か有り、
他の職種でも共通するので知っていれば応用範囲が広いです。
※ちなみに余談ですが
水糸とは・・家を建てる前の基礎工事の仕上がり位置を示す
遣り方と称する杭打ちや遣り方貫板を仮設して糸を張り
間仕切りラインや基礎の高さを水平に決めて印す為の糸張り。
したがって水平用の糸が→水糸に簡素化されたのかも知れません。
水糸と言っても水平だけではなく斜めでも垂直でも直線出しです。
※本題に戻ります。
ブロック積みの為の水糸の張り方には一定のパターンが有ります。
何度も繰り返された実務作業の過程で現実的な色々な結果において
正確さと効率化に裏打ちされた合理的な手法に集約されます。
もちろん、これだけが正解とは言えず各自の得意や好みにより様々。
色々な基本ノウハウの中には単体ピースとして、ほぼ共通する
核(大げさに言えば遺伝子情報?)みたいな原理原則が有ります。
上の糸の張り方でも↑・・うんぬん・・かんぬん・・と、
講釈できる事が集約すれば30分ほどは含まれてもいます。
※またも余談ですが。
その中身は現場での実体験で成り行きペースで関わった時に
重要な事も含めて、その他の関りで何ヶ月~何年の体験で知るか?否か?
などの必要とするか?必要とせず無関心か?で価値が大きく異なります。
全ての業務や作業の中に含まれていると思いますので
ここだけのチェックポイントだけでは無いはずです。
※本題に戻ります。
下段の積込みが出来れば後は、ほとんど繰り返し作業となります。
ある程度の順番で追えば、この程度の数量でしたら上の段に着手の
必要な時間待ちは丁度良い時間差で次の工程に繋げられます。
水糸と石頭ハンマーや水平器でモルタルを使って
ブロックを積むのは、とてもアナログ作業です。
下の端のベタ基礎も補修する所は早めに一段目のベース作り
モルタルの時間経過の変化待ちに有する時間差を優先にします。
モルタル仕事は、とにかく素材の化学変化で時間差を利用します。
1~2段目は、とにかく早めに積み、細かな仕上げは後から。
ブロック積みは何百個、積むのも2~3個、積むのも
基本ノウハウは、まったく同じ。
こんな緊急事態への即日、即時で対応する場合は
多能工・職に関わっていれば、とても役に立ちます。
もし外注しても即日、即時の緊急対応は、
なかなか間に合う事が少ないです。
この辺りで工程としては一区切り付けられますので
休憩するなり翌日に持ち越すなど工程の分かれ道。
目地を仕上げてから一呼吸置くことにして
次のページに続けます。