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階段手摺取付1/2(前半)

現在の階段には片方に手摺が有りますが

降りる時と上がる時は掴みたい利き手の都合が悪いので

壁面の両方に欲しいとの事で取付です。

 

少し詳しく二回に分けて掲げてみたいと思います。

 

まずは上がり鼻の部分です。

向かって左側には映ってはいませんが、すでに片方は手摺が有ります。

 

階段手摺取付01.JPG

 

上がる時と降りる時には利き手の勝手が逆になるので

やはり両方に手摺が有ったほうが安全です。

 

すでに有る側の手摺高さと同じ位置を確かめてから

この現場に限っては上から先に仮止めしました。

 

階段手摺取付02.JPG

 

理由は・・下部の方は端が飛び出して露出となり

下に曲がり縦型に変化するので接点が曖昧になりやすくても

後から繋がりやビス止めの固定位置は変更、修正しやすいのです。

 

上の先端位置を先に確定する必要が有るので

上から仮止めしながら下部の長さは切らずに伸ばしたまま

仮付けね仮組み、するのが切り過ぎなどの失敗回避策と、なります。

 

仮止めもビス一本だけが無難です。

下部の位置が確定し取付の角度が変化すると

接合位置や必要長さなどが大きく変化します。

 

よってビスは一本止めの方がズレが生じてビスの位置が変化した時に

手間が無駄になったり位置替りで不要なビス穴の傷が見えるのを防ぐ為です。

 

階段手摺取付03.JPG

 

おそらく・・この最初の位置決めを↑上図のように、高さなどで

ほぼ正確に位置決めできるか?否か?・・は

 

取付けた後で見た目の判断で上手、ヘタなど極端な評価に分かれます。

 

※余談となりますが

 

いわゆる・・色々な意味を含んだ見せ所・勝負所となります。

 

ビス一本を仮止めするには全体の完成形をイメージしてから

各部分の納まりや手順などを推測し具体的な基本ノウハウや

リスク回避策を含めて流用して行く事になります。

 

その位置決めは慣れれば僅か5~10分以内で意思決定する内容です。

自信が無い人は・・こんな場面では行き当たりばったりの着手となります。

 

結果的にはマグレで上手く行く時も有れば

必然的に大失敗となり、手直しや多少傷が出来ても修正できればマシですが

引渡し出来ないような内容なら材料などの手配、調達も、し直しとなり

日を改めて出直し、などとなり手間と材料費のロス、損失は甚大です。

 

※本題に戻ります。

 

ビスのズレなどは大した事ないように思えますが・・

バカ穴とも呼ばれるビス穴には、さほど余裕が無いのです。

これは、まぐれで何の問題もなくスムーズに終える事は有りますが

 

少しの違いで何度も手直しになる場合も有りますので

止める位置もシビアになり止める順番などを配慮する事になります。

 

僅かの差ですが長年繰り返すと、それらが基本パターンとして

マニュアル化・習慣化し定着します。

 

上部の仮止めを終えたら下部の位置決めです。

まずは縦の根本を階段の段板にビス止めする為の金物を

裏から縦型になる手摺棒のコグチにビス止します。

 

階段手摺取付04.JPG

たかがビス止めですが、お決まりの基本ノウハウが有りますので、

いずれアップしてみたいと思います。

 

例えば・・利かし穴とバカ穴の違いとか・・

電動ドライバーの・・トルクが強すぎて破断するミスや

それらの必然リスク回避策などです。

 

先に付けた斜めの手摺棒は下端を先に切断せずに、

あえて伸ばしたまま仮止め固定が無難。

 

階段手摺取付05.JPG

 

斜めの角度が決定すれば下部の縦棒の位置決めを

垂直や別角度の転びなどが決まり掛けてきたら

色々な位置の決定方法で切断位置を確かめながら

自在金物で接続しビス止め固定します。

 

階段手摺取付06.JPG

 

この辺りは空間の取付位置や納まりを予測したイメージで

最初の頃から位置決を予測しつつ現実化します。

 

これらの予測や判断の過程が面白く遣り甲斐を感じる人と

逆にストレスや苦痛に感じる人などは適性の違いで様々。

 

モノ創りの例で言い換えると、このような組み方や

位置決めが構造として、たくさん組み重なったのが

家を建てるという事だと、も言えます。

 

階段手摺取付07.JPG

 

以上が前半の一例でした。

 

※次は中間や上部付近の手摺取付け内容に続きます

 

次の続きページもお楽しみに。


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