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アルミドア建具を片引き戸に改造1/7(木材の溝切加工)

生活動線の途中に有るアルミドア建具が邪魔になり

御高齢者様の依頼によるアルミドアを片引き戸に改造です。

 

今回は少し詳しく掲げてみます。

まずは(木材の溝切加工)をアップします。

 

片引き戸の本体は木製のスプルス(もみの木)で外注制作。

高齢者様なので転倒して割れたら大変危険なので

明り取りが必要と言われた建具はガラスの代わりに樹脂板を使用。

 

片引き戸01建具本体.JPG

 

まずは片引き戸の上下、一筋(ヒトスジ)敷居、鴨居を制作します。

本来なら製材→プレーナー加工→溝切加工の工程ですが

前半は説明をパスして・・いきなり溝切加工からアップします。

 

とても古い建物で色々な事情や目的から簡易仕様で進めます。

建物が変形や転びなどが各所に見られるので臨機応変にし進めます。

グレードと言うのは適切では無いですが、あえて中の下、程度です。

 

溝切加工の作業は電動工具を使用しますが・・要領は、とてもアナログです。

 

片引き戸02加工01.JPG

 

道具の使い方など危険回避策など基本ノウハウが色々有りますがパスをします。

またの機会に詳しくアップ出来ればと思います。

 

昔は二枚刃が主流で脇削りカンナや底シャクリカンナなど

最終的には手道具で仕上げ削りをしていました。

 

しかし近年は良く切れる電動用の刃物なので、とても楽になりました。

 

片引き戸02加工02.JPG

 

すでに溝切加工された物も販売されていますが稀に現場独特の加工仕上げが必要で

既製品では通用しない、まだまだアナログ加工技能は必要です。

 

あえて・・この分野に特化しても希少価値として需要は有り続けるのではないか?と、思います。

さて加工サイズの参考例として掲げますが・・ほんの一例です。

 

片引き戸02加工03.JPG

 

上図は↑一筋(ヒトスジ)鴨居の場合で、下図は↓敷居の場合です。

 

片引き戸02加工04.JPG

 

溝シャクリ加工をしないレールとか被せタイプなら溝加工は不要となります。

現場の条件に合わせた各部の細かい寸法は、とても大切です。

 

そして機械の取り扱い要領と加工する時の身体コントロールや材料との特性による

手加減や削る方向など色々な基本ノウハウや配慮が必要です。

 

しかし、ほとんどが手順や要領はマニュアル化、定番化しています。

 

片引き戸02加工05.JPG

 

かなりアバウトに掲げていますので実践、実用実益には、ほど遠いかも知れません。

本気で関わろうとすれば、もっと初歩的な基本ノウハウや

関連した些細な事に実体験で触れる必要が有ります。

 

そんな様も何れの機会にアップ出来ればと思います。

 

※次は現場で作業の邪魔になる大型冷蔵庫の横方向へ移動手段です。

 新たなテスト器具を試してみましたら結構実用可能でしたのでアップします。

 

次のページもお楽しみに。


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