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小さめの排水側溝

普通のU字溝よりも小さめのコンクリート二次製品で

トラフと呼ばれる建材があります。

サイズは約、巾100×深さ100×長さ1000程度のモノです。

 

ホームセンターには常時販売している所は少ないので

取り寄せしてくれるかも知れません。

 

配線の保護ビットに使用する時もあり

排水専用だけではないようです。


普通のU字溝の長さが60㎝なので、これは1m有り

浅い簡易溝で水吐け用には便利です。
 

この現場では敷地の奥が何時も湿気が有り水捌けが悪いとの事で

調べたら排水がまったく無く隣地の敷地高さも、かなり高く

大雨の時に隣から雨水が流れてくる事も多く

湿気が抜けないとの事。

テラスの屋根も有り、その雨トイ用の排水も敷地に

垂れ流しなので、なおさらです。

施工前は、こんな感じの地盤。

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そこで簡単な排水溝を付ける事にしました。

まずはコースや高さを決めてから掘り方をして少し砂利を敷き均し

地盤の深さ調整をしてから
トラフ材を仮並べして地盤に強く突き固めながら下げて

高さ調整しながらモルタルで繋ぎます。

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コツは1~2m程度の太く長い当て木を添えて

石頭ハンマーで突き固め安定させます。
人が上に乗り体重を掛けた程度で簡単に沈んだり

グラグラするなら調整し直します。

決める時は継ぎ手付近の底には捨てモルタルを先に入れ

バックアップしながら本体を据付ます。

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継ぎ目の目地モルタルの仕上は押え時間が

早過ぎず、遅過ぎずのタイミングが重要かと思います。

末端の最終的な排水会所枡を埋め込み

接続すれば完成となります。

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仕上がりのポイントは、やはり水糸を張って

直線の通りを調整して、そろえたり
長い定規の木材など真っすぐな面を当ててデコボコを

早めに直して通りを出すのが決め所かと思います。

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もちろん排水勾配は最初から計画が必要で水下と

水上が逆勾配にならない様にします。

微調整の回数とモルタルの硬化が始まる前の時間内で

修正するのが重要。

埋め込み予定コースには各種配管・配線・樹木の株や

太い根・取れない石などが地中に埋設している事も多く
思わぬ障害になる事が有りますので簡単な試し掘りなど

事前調査は必要です。

 

このような重く面倒なモルタルが必要なコンクリート二次製品の

排水材料を使わなくても樹脂パイプの排水管で上半分程度が

穴あき状態でVU75~100×4mのパイプや網目加工をして田畑の地中に

埋め込み利用する樹脂配管材がありますので目的によって使い分けしましょう。

 

ここで使用したコンクリート二次製品の排水材料トラフのメリットは

溝が丸見えでゴミ詰まり除去が容易で排水流れ状態も確認しやすく

維持管理がしやすいです。