前ページからの続きです。
棟包みで弱点部分の雀口や面戸部分は
暫定対処として応急処置をします。
当時は変性シリコンコーキングを塗りました。
塗装ができる変性シリコンは油性ポリコークよりも、
ましなアクリルコーキングの上を行く素材として
シリコンコーキングよりも信頼されていました。
よって、こんな補修の場合は当然のように使用しましたが・・
それから十年以上、経った頃には自然条件下で
耐久性が悪い結果が出始めました
無塗装の直塗り部分は、ほとんどが劣化して表面や
内部もボロボロになっています。
表面に塗装でも、していれば、まだ耐久性は良いのでしょうが
裸の場合で紫外線に晒される部分は、ほぼ全滅状態です。
塗装が出来ないのでダメとされた並みのシリコンコーキングの方が
素材自体は、弾力性が有り、まだまだ、しっかりしており
塗料の接着不良以外の耐久性では変性シリコンよりも普通の
シリコンコーキングの方が、接着性・弾力性では信頼性が勝ります。
以上で簡単な屋根瓦の保守点検での痛み具合などの状況例を終えます。
別の機会に他の事例も、いずれアップできるかと思います。