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増改築2−7(浴室・洗面・トイレ)

前ページからの続きです。

 

塀の解体後にはいよいよ既存建物の外壁モルタルを剥がします。
 
必要な部分は綺麗に残るように切断をしておいてから

分離しやすいように剥がさなければ残りの部分に

ひび割れや破損の影響が及ぶと面倒な事になります。

解体の手順は、やはり上部から剥がすのが安全で

効率が良い場合が多いです。

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※上の画像は転び直し編集の為に斜め端がカットしてます。
 
しかし上から壊すよりも逆に下から先に壊せば残材を取り去らずに

積み上げながら上に進めたら廃材が足場替わりにもなり

脚立がいらないのではないか?とも思い、メリットも有ります。

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上からも、下からも、それぞれ安全性と手順の有効性が

色々と有りケースバイケースです。

浴室や洗面、トイレなど水廻りは、いきなり下部からの解体では

様々なリスクを含みます。

各種既存配管を破壊してしまい水漏れや断水など

トラブルになってしまえば途中で手が止まります。

 

配線なども下部には絡んでいる事が多く、

できれば上部の解体が終えてから下部が無難かと思います。

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施工現場が入居状態ならライフラインの温存と一時停止でも

短時間対処の気配りが必要です。

断線、断水したままダラダラ対応で翌日に持ち越したり

長時間放置する訳にはいきません。

少しでも早くライフラインの途中遮断は

復帰する必要があります。

既存の給水、給湯、排水配管の遮断や仮設使用は

頃合いも見ながら工程を組み下水管や枡の

先行配管、埋設などは出来るだけ速やかに

臨機応変に対処します。
 

浴室は外壁部分の腰壁を先に解体すれば

屋内へ直接の出入りがしやすく
建物内部で解体した廃材の搬出も、しやすくなります。

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解体のコツも抜く場所の順番や要領の違いで

効率が大きく左右します。

工夫次第や手順前後の差では、その労力差は

二倍以上の違いになる事もあります。

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翌日に持ち越しとなれば合板や仮張りシートなどの養生で塞ぎ、

区切りをつけて次に進みます。