水洗トイレの床から水漏れするとの事で修理した事例です。
トイレの床、付近からの水漏れは色々なパターンが有ります。
トイレを使用しなくても随時、水漏れの度合いが増してくるのは
①給水管からの漏れか?。
トイレ使用後の洗浄後に暫くして床と便器の間付近から
漏れるのは
②汚水管詰りのオーバーフローか?
③ロータンクと便器の密結パッキン防水不良か?
④ロータンク内部の吐水管接続不良?・・など各種有ります。
今回の現場は手洗い付きの腰掛け便器で普通の納まりです。
下図は撮影角度が悪かったために編集加工で
斜め端がカットされています。
外観の見た目では給水接続廻りの配管からの漏れは無し。
洗浄便座への給水ホース接続不良も無し。
床と便器廻りを見ると内壁の奥から側面の
巾木付近から床に水漏れ跡を発見。
洗浄水を流し一分ほど暫く様子を見ると
・・水漏れ開始!
たしかに巾木と床付近に、それなりの
水漏れ量が出て来ます。
内壁の奥側で巾木より上部のロータンク背面付近に
水滴を発見!
そこでロータンクの蓋を空けると、こんな感じ。
中は真っ黒な汚れ。
手洗い用の吐水パイプへの接続ゴム管が劣化して破れていました。
古いゴム管がふやけてヌルヌル状態で黒い汚れ色は、ここが原因。
ゴムホース破損部分がタンク背面の蓋の合わせ付近の
大きな隙間に向いていた為に漏れ水がタンク内に入り切らず
外に飛び出しタンク外へ漏れ
内壁面を伝い巾木から床面に漏れていました。
それで新たなホースに取替えて
テストの結果、無事解決。
ホースの破れ方向が内側向きならタンク内への漏れで、
なにも問題なしだっただけです。
やはり古いゴム系の部品は定期的に取替えが必要です。
このようなトラブルは自力解決できますので、
トライしてみて下さい。
不安でしたら情報の支援します。